昨日の散歩中に、「和名:紫紺野牡丹」と思しき花を見掛けました。(下写真2枚)
とは言ても、Melastoma属の「野牡丹」なのか? Tibouchina属の「紫紺野牡丹」なのか?・・・といつも迷ってしまいます。
紫紺野牡丹? 撮影:2023年12月23日 東京都多摩東部
紫紺野牡丹? 撮影:2023年12月23日 東京都多摩東部
一般的見分け方としては、下写真の如く長短の雄蘂の軸の色が紫~薄紫系の花であれば「和名:紫紺野牡丹」らしいのですが・・・
さりとて雄蘂の色が下写真のように、いつも判りやすく紫一色になっているわけでもないので困ってしまいます。
「紫紺野牡丹」 撮影:2021年7月 東京都多摩東部
そして雄蘂の軸色が白色系であれば「和名:野牡丹」なのだそうです。(下写真2枚)
「野牡丹」 撮影:2021年9月 東京都多摩東部
「野牡丹」 撮影:2021年9月 東京都多摩東部
更に困ったことには、日本の園芸屋さんの中には、「野牡丹」と「紫紺野牡丹」を混同(?)して「野牡丹」の花名で販売されているケースも少なくないようです。
冒頭で書きましたように、「和名:紫紺野牡丹」は、中南米原産のTibouchina属であり、「和名:野牡丹」は、東南アジア原産のMelastoma属ですので、両者は同科異属の植物なのですが・・・
いづれの植物も熱帯性植物ですが、12月の日本でも健気に咲いていました。
紫紺野牡丹の植物分類名
科:Melastomataceae
科:ノボタン科
属:Tibouchina
種:T.urvilleana
学名:Tibouchina urvilleana
和名:シコンノボタン
漢字名:紫紺野牡丹
原産地:中南米