今朝七時の東京都多摩東部の気温は1.8℃でしたが、正午過ぎには7℃以上に上昇して寒さも少し和らぎました。
自宅から少し離れた西武鉄道国分寺線の線路と個人菜園を仕切る生垣の緑葉の彩りが部分的に茶色に変化していました。(下写真)
茶の木 撮影:2023年12月22日 東京都多摩東部
一緒に散歩していた僕の連れ合いは、この生垣は「茶の木」だと言うのですが・・・線路際の隘路の生垣が「茶の木」だと説明されても、俄には信じられません。
ツバキ科ツバキ属の「茶の木」の開花期は、10月初旬~12月初旬だけども、まだ何処かに咲き残っているかもよ、と言いつつブッシュを覗き込んでいた連れ合いが椿の花よりも小さな白花を見付けました。(下写真)
茶の木の花 撮影:2023年12月22日 東京都多摩東部
数枚の花辨は寒空下で既に草臥れていましたが、花枝から下向きに3cm前後の白花が咲き残っていました。椿の花よりも小さくて丸っこい花でした。
此のブログ冒頭で、生け垣の彩りが部分的に変色している写真を貼付しましたが、この現象は、緑葉が茶色に変色したのではなく、「茶の木」の果実が破裂して種子を撒き散らした後の姿だろうと思います。(下写真)
破裂した果実の痕跡 撮影:2023年12月22日
破裂した果実の断面は3室~4室に分離していました。1室に1個の種子が含まれていたのでしょうか? 果実の断面から大きさを想定すると、白花と同じようなサイズだろうと思います。(下写真)
破裂した果実の断面 撮影:2023年12月22日
「茶の木」を大きく分けると、耐寒性のある「中国種」と熱帯性の「アッサム種」の2種類があるそうですが・・・僕の眼前の「茶の木」は中国種だろうと思います。
「茶の木」が生垣として利用されることを今まで想定したことがなかったのですが、生垣としての「茶の木」の一般的寿命が40年~80年だと知って、「然もありなん」と納得しています。
茶の木の植物分類名
科:Theaceae ツバキ科
属:Camellia
種:C.sinensis
学名:Camellia sinensis
和名:チャノキ 茶の木
英名:Tea plant