12月ともなると、自室の窓の目隠しとして植えている庭木の新葉が一段と濃さを増して紅くなりました。(下写真)
自室の目隠し木 撮影:2023年12月1日 東京都多摩東部
近所の方は、我家の新葉が強く紅くなる目隠しの木のことを、「ベニカナメモチ」(紅要黐)と呼ばれるのですが、僕が庭師の方から聴いたのは「カナメモチ」(要黐)だったような気がするのですが・・・うろ覚えなので定かではありません。
自室内から眺めた庭木の新葉 撮影:2023年11月30日
ネット検索すると、「ベニカナメモチ」(紅要黐)とは、日本産の「カナメモチ」(要黐)と「オオカナメモチ」(大要黐)を掛け合わせて米国で生まれ育った交雑種であり、彼の地では「レッドロビン」(Red robin)と呼ばれている、とありました。
自室の目隠し木 撮影:2023年12月1日 東京都多摩東部
そして、「ベニカナメモチ」(紅要黐)と「カナメモチ」(要黐)の幾つかの違いの一つとして、「ベニカナメモチ」の葉縁には鋸歯がなく、「カナメモチ」の葉縁には細かい鋸歯がある・・・との記述がありました。
我家の目隠し木の新葉の紅い葉の縁を肉眼で観察すると、(スマホ写真では識別できませんが)、とても細かい鋸歯が存在しているのを確認できました。
英語圏では、日本原産の「カナメモチ」(要黐)のことを「Japanese photinia」と呼んで、米国生まれの「Red Robin」(紅要黐)と区別しているようですね。
カナメモチの植物分類名
科:Rosaceae バラ科
亜科:Maloideae
属:Photinia
種:P. glabra
学名:Photinia glabra
和名:カナメモチ 要黐
英名:Japanese photinia