早朝に公園を散歩していると、「オニシモツケ」(鬼下野)と思われる大柄の葉を持つ草花が目に留まりました。

 

大柄の掌を広げたような奇数羽状複葉、紫色の花柄等の特徴から「オニシモツケ」(鬼下野)だろうと思ったのですが・・・(下写真)

 

鬼下野 撮影:2023年8月18日 東京都多摩東部 

 

とりわけ紫色の花柄に付く薄緑色の粒々を観て「オニシモツケ」(鬼下野)の果序」だろうと自分なりに思ったのですが・・・確たる自信があるわけではありません。

 

鬼下野の果序? 撮影:2023年8月18日 東京都多摩東部 

 

思い直してみれば、今まで一度も「オニシモツケ」(鬼下野)の花を観た事がない事に気付き、遅れ馳せながらWEBの花写真をチェックしてみました。(下写真)

 

鬼下野の白花 WEBより拝借

 

WEBの「鬼下野」(オニシモツケ)の花写真を眺めながら、こんなにも可憐な白花が咲いていた事に一度も気付かなかった自分の散漫さに、些か呆れ果ててしまいました。

 

和名の「鬼下野」(オニシモツケ)の「鬼」は、巨大な浮き葉を持つ蓮(ハス)の事を「鬼蓮」と呼ぶように、通常の草花の葉と比べて大柄な掌状の葉を持つことから、古の人が名付けたのではないでしょうか?

 

「鬼下野」(オニシモツケ)の「下野」(シモツケ)とは、此の植物が初めて採集されたのが下野地方(現:栃木県周辺)だった事から来ているようですね。

 

鬼下野の植物分類名

科:Rosaceae

属:Filipendula

種:F.camtschatica

学名:Filipendula camtschatica
和名:オニシモツケ(鬼下野)