散歩道の「染井吉野」や「枝垂れ桜」が葉桜となりましたが、それと入れ替わるようにして幾重もの花瓣を重ねた「八重桜」が咲き揃う頃となりました。(下写真)

 

八重桜 撮影:2023年4月11日 東京都下自宅近く

 

「染井吉野」➡「枝垂れ桜」➡「八重桜」と咲き続け・・・やがて「八重桜」が咲き終わる頃になると、初夏の訪れを感じる季節の到来ですね。

 

八重桜 撮影:2023年4月11日 東京都下自宅近く

 

「八重桜」とは、バラ科サクラ属の品種名だと思っていたのですが・・・

 

植物図鑑を捲ると、サクラ属の多くの栽培品種の単なる総称名であって、植物分類上の品種名ではありませんでした。

 

八重桜 撮影:2023年4月11日 東京都下自宅近く

 

その元を辿ると「オオシマザクラ」や野生品種の種間雑種から生まれた「サトザクラ群」(Cerasus Sato-zakura)に属するサクラのようですね。

 

「八重桜」は、幾重にも重なった花瓣の特徴から、「牡丹桜」の別名で呼ばれることもあるそうでね。

 

八重桜 撮影:2023年4月11日 東京都下自宅近く

 

「染井吉野」や「枝垂れ桜」が満開の頃は、近所の幼稚園児が甲高い声をあげて走り回りながら春の訪れを愉しんでいたのですが・・・

 

桜の季節が終盤を迎える頃に咲く「八重桜」を愛でているのは、過ぎゆく静かな時間をゆっくりと味わう高齢者の方が多いようでした。