東京都北部多摩地区の公園を彩っていた「染井吉野桜」や「垂れ桜」が緑葉に覆われると、入れ替わるようにして「ベニバナトキワマンサク」(紅花常磐万作)と紅花の「躑躅」がコラボして公園を紅色に染めています。(下写真)

 

紅花常磐万作+躑躅 撮影:4月10日 東京都下自宅近辺

 

漢字表記の「紅花常盤万作」の語源は、「万作」に似た紅花を咲かせる常緑樹(常盤)から来ているらしいのですが・・・

 

植物学の分類名をチェックすると、常緑樹の「紅花常盤万作」は、マンサク科トキワマンサク属。落葉樹の「万作」は、マンサク科マンサク属ですので、両者は同科ではあるものの「属名」の異なる植物でした。

 

7日前の公園 撮影:4月3日 東京都下 自宅近辺

 

しかし日本の園芸店では、「紅花常磐万作」と「万作」を区別することなく「常磐万作」として販売しているところが多いようですね。

 

紅花常磐万作 撮影:4月10日 東京都下 自宅近辺

 

植物分類学上の学名をチェックすると、万作=Loropetalum chinense、紅花常磐万作=Loropetalum chinense var.rubrumと明確に区分されていました。

 

植物分類によると、緑葉で黄色、白色、桃色、紅色、絞り咲きと多彩な花を咲かせる「万作」が基本種であり、「紅花常磐万作」には「変種」である事を示す「var.rubrum」が付記されていました。

 

我家の常磐万作 東京都下

 

我家の「常磐万作」もボチボチと咲き始めましたが、まだ満開には程遠い状況ですので、ブログ投稿はもう少し先になりそうです。(上写真)