他人様のお宅の玄関前の植え込みに、僕の見知らぬ黄緑色のユニークな格好の草花が咲いていました。
老妻に和名を訊ねると、「ユーフォルビア・カラシアス」だけど・・・和名は知らないと言います。
ユーフォルビア・カラシアス 撮影:2023年4月
帰宅して和名を検索してみると、「学名:Euphorbia characias」をそのまま片仮名読みした「ユーフォルビア・カラシアス」と表示されました。
英語名の片仮名読みを好む日本園芸界ですが、地中海沿岸の植物を指す英語名の「Mediterranean Spurge」は、何故かスルーされてしまったようですね。
ユーフォルビア・カラシアス 撮影:2023年4月
この植物のユニークなところは、カップ状になった総苞の中に雄花と雌花を包み込んでいる壷状の花序だろうと思います。(上下写真)
写真では不明瞭ですが、総苞の中に微かに見える三日月形の突起物が腺体で、ここから蜜を分泌するらしいです。
ユーフォルビア・カラシアス 撮影:2023年4月
「ユーフォルビア・カラシアス」の螺旋状に広がる線状の緑葉もユニークでした。カラーリーフとしての魅力も充分に有していると思いました。
上写真では雄花は未だでしたが、既に見えている雌花が受粉して子房が膨らむ頃になれば、やがて雄花も成熟して花粉を出すようになると思います。
もう少し日数を置いてから、もう一度出直して観たいと思っています。
Uphorbia characiasの植物分類科名
科:Euphorbiaceae トウダイグサ科
属:Euphorbia トウダイグサ属
学名…Euphorbia characias
和名:ユーフォルビアカラシアス
英名:Mediterranean Spurge
原産国…地中海沿岸