東京都北部多摩地区の自宅から東大和市駅(西武拝島線)へ所用で出掛けた時、見るからに大衆的店構えのタイ料理の小さな食堂を見付けました。

 

我家の近辺にはタイ料理の食堂が無いことと懐かしさもあって、この店で昼食をとることにしました。(下写真)

 

東大和市駅近くのタイ料理店(WEBより拝借)

 

店内に入ると、寝床のように細長いスペースに食卓が4卓一列に並んでいます。

 

平日の正午前の店内は空っぽだったのですが、5分後に一階席は満席となり、やがて二階も含めて、連れだった若い女性客で満席になりました。

 

細長いタイ料理店の一階(WEBより拝借)

 

日本語の献立表には、ガパオライス(880円)、パッタイ(800円)、カオマンガイ(880円)、トムヤムクンラーメン(880円)等の簡単な食材説明が書かれていました。(下写真)

 

フロア担当の女性(店主?)がお一人、厨房の男性一人、ご夫婦かどうかは未確認ですがどちらも日本人でした。

 

手作りと思しき献立表


僕が注文したのは、税込み880円の御飯付き豚粗挽肉のバジル炒めの半熟目玉焼き乗せ「カーオ・ガパオ・ムー・カイダオドゥアイ」(ข้าวกะเพราหมูไข่ดาวด้วย)です。(下写真)

 

カーオ ข้าว=御飯、ガパオ กะเพรา=バジルの葉、ム- หมู=豚、カイダオドゥアイ ไข่ดาวด้วย=半熟の目玉焼き付き

 

カーオ・ガパオ・ムー・カイダオドゥアイ」 税込み880円

 

タイ語の「ガパオ」(กะเพรา)とは、シソ科メボウキ属(Ocimum)のホーリーバジルと呼ばれるハーブの一種です。

 

約30年に亘って在住したバンコク時代もそうでしたが、初めて訪れたタイ料理店で注文する時は、「御飯付き豚粗挽肉のバジル炒めの半熟目玉焼き乗せ」というのが僕のスタンダードになっています。


タイ語の料理名の構成は、「食材の調理の仕方」を表示するために長い料理名となるのですが、このお店の献立表では、日本人に分りやすくするためなのでしょうか? 短く「ガパオライス」(バジル入りの御飯)となっていました。

 

自分の好みで味を調えるタイの4種の調味料

 

このお店では辛さのレベルを「0から3」で注文するようになっていましたが、初めてのお店だったので「2レベル」にしてもらい、あとは自分自身でタイの4種の調味料(酢、砂糖、魚醤、唐辛子)を使って調えることにしました。

 

懐かしの御飯付き豚粗挽肉のバジル炒めの半熟目玉焼き乗せ」 を、久しぶりに自分の味付けで食べることが出来た幸せなひと時でした。

 

今後は、お気に入りの店として通うことになりそうです。


ホーリーバジルの植物分類名

科:Lamiaceae シソ科

亜科:Nepetoideae イヌハッカ亜科

属:Ocimum メボウキ属

種:O.basilicum

学名:Ocimum basilicum

和名:メボウキ

英名:Basil