東京都北部多摩の自宅近くの空地に「ユキゲユリ」(雪解百合)が咲きました。
春と寒が交互に訪れる今日この頃なので、まだ雑草も疎らな茶色の地肌上に花を咲かせる姿がなんとも愛おしく感じられます。(下写真)
雪解百合 撮影:東京都下 自宅近辺 2023年3月
この場所で咲く「ユキゲユリ」(雪解百合)を最初に観たのは、2年前の3月の夕方でしたが(下写真)、その翌年も今年も同じ場所で短い花の命を見せてくれています。
2年前の雪解百合 撮影:東京都下 自宅近辺 2021年3月夕方
昨年の「ユキゲユリ」(雪解百合)は、折からの雨風のために数日で姿を消してしまい寂しい思いをしたのですが、今年はもう少し長く咲いて欲しいですね。
雪解百合 撮影:東京都下 自宅近辺 2023年3月
「和名:雪解百合」(ユキゲユリ)の植物分類名は、ヒヤシンス科/チオノドクサ属ですが、園芸店によっては、属名の「Chionodoxa」をそのままカタカナ読みして販売しているようですね。
雪解百合 撮影:東京都下 自宅近辺 2023年3月
属名と学名の「Chionodoxa」は、ギリシャ語の「 chion」(雪)と「doxa」(輝き)の合成語(雪の輝き)だそうです。
英語名の「Glory of the snow」(雪の誉れ)の由来も、きっと属名と学名の意味合いから名付けられたのだろう思います。
和名の「雪解百合」(ユキゲユリ)の由来もまた、2月~3月の残雪の下から顔をのぞかせる花の姿から名付けられたのでしょうね。
雪解百合の植物分類名
科:Hyacinthaceae ヒヤシンス科
属:Chionodoxa チオノドクサ属
学名:Chionodoxa
和名:ユキゲケユリ 雪解百合
俗称:ユキドケユリ
園芸名:チオノドクサ
英名:Glory of the snow (雪の誉れ)
原産地:地中海
註:APGⅢ=キジカクシ科ツルボ亜科