バンコクの国立競技場近くのサッカーとフットサルのシューズ専門店に、可愛い孫から頼まれていた試合用シューズを買いに行った時、公道の植え込みに咲いていた「アコン」の白花を見つけました。(下写真)
アコンの花と葉 撮影:2023年3月 バンコク
熱帯気候のバンコクでは、「アコン」の花は一年を通して咲いていたように思いますが、花よりも大きな倒卵形の多肉質の全緑葉は、観葉植物としても人気があったように記憶しています。
星型をした五弁の白花 撮影:2023年3月 バンコク
3m前後の高さの常緑低木の茎頂に白色の5弁花を咲かせる「アコン」の花は、タイ国では、花瓣を取り除いた中心部の王冠に似た部分を繋いで編んだクリンタケンと呼ばれる飾り物に利用されることが多かったように思います。(下写真)
クリンタケン WEBより拝借
「アコン」の花の中央部分が王冠のような形状をしていることから、英語圏では「クラウン・
タイ国では、愛の花を意味する「ドーク ラック」(ดอกรัก)と呼ばれているのですが、その理由が何だったのか・・・まるっきり忘れてしまいました。
アコンの花 撮影:2023年3月 バンコク
和名の「アコン」の由来は、インド名の「Akund」とする説と、バングラディシュ名の「Akond mul」から来ているとする説があるようですが・・・
僕としては、「Akond」が訛って和名の「アコン」になったのではないか・・・なんてことを勝手に想像して楽しんでいます。
アコンの植物分類名
科:ガガイモ科(キョウチクトウ科)
属:カロトロピス属
学名:Calotropis gigantea
和名:アコン
英名:Crown flower
ハワイ名:Pua kalaunu
漢名:牛角瓜
タイ名:ラック รั
原産地:インド~東南アジア
樹高:3m前後



