昨日も花の姿をもとめて散策したのですが、一度もスマホのレンズを向けることなく、寂しく自宅に戻りました。

 

自宅の玄関階段のとっかかりに、地植えの「ハツユキカズラ」(初雪葛)が夕陽を受けて艶光りしていました。

 

我家の初雪葛"五色葛"  撮影:2023年2月5日

 

我家の「初雪葛」は、近くの公園で剪定廃棄されていた短枝を頂戴した老妻が挿し木したものですが、どうやら周年で葉色の変化を楽しめるレベルまで繁茂してくれたようです(上下写真)

 

我家の手入れ不足の初雪葛"五色葛"  撮影:2023年2月5日

 

「初雪葛」の植物分類名がキョウチクトウ科のテイカカズラ属である事を知った時、式子内親王を深く愛した藤原定家が彼女の死後も忘れられず、ついに彼女の墓に絡みついて"定家葛"になったとの伝説に繋がる品種かと思って興味を覚えたのですが・・・

 

我家の斑入り初雪葛"五色葛"  撮影:2022年12月末

 

我家の「初雪葛」は、日本の園芸業界で開発された「学名:Trachelospermum asiaticum"Hatuyukikazura"」の品種であり、テイカカズラ属の本種でもなく、園芸品種の"定家葛"でもないようです。

 

我家の紅葉した初雪葛"五色葛"  撮影:2022年11月

 

僕の根拠なき想像ですが、上掲の四枚の写真は、秋から冬にかけて葉が赤みを帯びながら変化するので、園芸品種の「初雪葛」の"五色葛"だろうと思っているのですが・・・どうなのでしょうか?

 

我家の斑入り初雪葛?  撮影:2022年10月

 

これまた僕の勝手な想像ですが、上下2枚の写真は、"「初雪葛」の"斑入り葛"ではないでしょうか?

 

我家の斑入り初雪葛  撮影:2022年7月

 

「初雪葛」と呼ばれる由縁は、白く染まる斑入りの葉の色柄が雪のように見えるからだろうと思いますが・・・上掲写真を撮った時期は、なんと夏まっ盛りの7月でした。

 

 

4月頃に花芽ができると5月中旬~6月中旬頃になると小さな白花が咲くらしいのですが、我家では未だ一度も白花を観たことがありません。

 

生命力旺盛な「初雪葛」の繁茂のし過ぎを恐れて剪定を繰り返していたのですが、それが白花が咲かない原因だったようです。

 

今年は剪定を控えて、白花を観てみたいと思います。

 

初雪葛の植物分類名

科:Apocynaceae キョウチクトウ科

属:Trachelospermum テイカカズラ属

学名:Trachelospermum asiaticum"Hatuyukikazura"

和名:初雪葛

原産地:日本、東アジア