タイ国バンコクから日本に本帰国してから約2年間在住していた神奈川県湘南のマンション時代に、近所の園芸店で英国の伝統的薔薇との売り込みに絆されて「ガートルード・ジーキル」 (Gartrude Jekylle)と呼ばれる若苗を購入して鉢植えで育てていたました。(下写真)

 

今年も開花しました! 撮影:2022年5月7日

 

その後、湘南のマンションから都下の猫の額のような庭しかない戸建てに移転してからも、我流による鉢植えを続けているのですが・・・今年も元気に開花してくれました。(下写真)

 

今年も開花しました! 撮影:2022年5月7日

 

「Gartrude Jekylle」(ガートルード ジェキル)は、ローズ色の大輪の花を咲かせる伝統的英国薔薇の花名だろうと思っていたのですが・・・

 

今年も開花しました! 撮影:2022年5月7日

 

調べてみると その由来は、英国庭園(English Garden)の基礎を作った名高い女性庭園デザイナー「Ms.Gartrude Jekylle」の名前をそのまま花名として付けられたものでした。

 

若かりし頃の彼女の写真をさがしたのですが・・・ウイキペディア記事(下欄)に貼付された晩年の写真しか見つかりませんでした。(上写真)

 

Ms.Gartrude Jekylle

 

「Ms.Gartrude Jekylle」 (1843生-1932没 享年89歳) は、僕よりも一世紀前に生まれた英国人でした。

 

画家➡美術工芸家➡家具装飾彫刻家➡金属細工家➡テキスタイルデザイン➡刺繍家の道を歩んだ頃に視力が低下し、ガーデニングと庭園デザインの世界に転身された御婦人だったようです。

 

“The Gertrude Jekyll garden”

 

上掲写真は、彼女が手掛けた多くの英国庭園の一つである英国の城を背景にした“The Gertrude Jekyll garden”です。(WEBより拝借)

 

彼女の最大の功績は、「ガーデニングは芸術である!」として、建物と一体化した英国庭園を創り出し、やがて英国庭園を英国文化の一つとして知らしめたことだそうです。

 

今年も開花しました! 撮影:2022年5月7日

 

濃いローズ色の、花径10cmにもなる大輪のロゼット咲きの花がを付きました。

 

開花の近い蕾み! 撮影:2022年5月7日

 

我家の庭の「Gertrude Jekyll」は、まだ次から次と蕾が顔を出しています。(上写真)

 

もう少しばかり、これからの日々を楽しめそうです。

 

 

参考:ガートルード ジェキルの植物分類名

作出国:イギリス

作出年:1986年

系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)

交配親:Wife of Bath × Comte de Chambord

花形:ロゼット咲き

花径:大輪(11cm・花弁数41枚+)

香り:強香(ダマスク香)

樹形:シュラブ樹形(直立タイプ)

樹高:180cm