今朝のゴミ出しをするために玄関前に出ると、郵便箱の前に「ハクチョウソウ」の花が咲いていました。

 

昨日の午後、新型コロナのワクチン接種を終えて帰宅した時には、未だ咲いていなかったように思うのですが・・・

 

ワクチンの副反応で左腕の痛みが気になって注意力が散漫になっていたのかもしれません。

 

 

この「ハクチョウソウ」は、昨年の10月中旬、湘南辻堂から東京都下に転居して来た時にも、同じ場所で咲いていたのですが、数日後に咲き終わって姿を消してしまったので、その存在すらも忘れかけていました。(下写真)

 

昨年10月、同一場所で咲いていたハクチョウソウ

 

「ハクチョウソウ」の開花期は、春頃から11月頃までと長期間に亘るようですから、昨年の転居時に咲き終わるサイクルに入り、今年の6月に入って再び開花期を迎えた・・・ということのようです。

 

今年の我家の「ハクチョウソウ」は、咲き始めた直後なので、昨年と比べて桃色部分が未だ薄いように見えますが・・・長い雄蘂の特徴は既に立派に備わっています。(下写真)

 

 

「ハクチョウソウ」の呼称は、日本の園芸界が名付けた流通名ですが、国際的植物分類名として登録されている学名は「Gaura lindheimeri」でした。

 

原産地の北米では、学名を取り込んで「White gaura」と呼ばれ、日本では「ヤマモモソウ」が正式名として登録されているようです。

 

「ガウラ」の花名は、僕も微かに聞き覚えがありますが、「ヤマモモソウ」の呼称は初耳でした。

 

 

茎の先端に付く「ハクチョウソウ」(ガウラ)の蕾は、順次約1.5cmの小さな四枚花弁を咲かせますが・・・その白き花姿が、園芸界の方に「花蝶」をイメージさせたのでしょうか・・・

 

 

「ハクチョウソウ」(白蝶草)の一つ一つは、開花してから3日足らずで完全に散ってしまうようですが、春か11月までの長期間に亘って、次から次と花を咲かせて楽しませてくれるようです。

 

「白蝶草の育て方」を読むと、花数が減ってきたら、150㎝前後の草丈を半分位まで切り戻すと、また開花するようになるそうですので・・・

 

春から夏を越えて晩秋までの長きに亘って、花付が良くなるように育てたいと思います。

 

 

参考:ヤマモモソウ属(ガウラ属)の植物分類名

科:Onagraceae アカバナ科

亜科:Onagroideae

連:Onagreae

属:Gaura

学名:Gaura L.

英名:White gaura

和名:ヤマモモソウ

園芸名:ハクチョウソウ(白蝶草)

原産地:北アメリカ