まだバンコクに滞在しています。 その昔の同時期にバンコクで一緒に働いていた友人から、新型コロナ菌騒動のために、池袋東武デパートは吃驚するくらい閑散としているのに、街中のスーパーマーケットは「いつも通りの混み具合なので吃驚です」とのメールを貰いました。
大型デパートが閑散としているのは、不要不急の外出を控えているからなのでしょうが、街中のスーパーマーケットは、マスクやトイレット紙の入荷確認や、日常生活維持のためもあって、好むと好まざるに拘わらず行くしかないですよね。
バンコクでも、大型モール、百貨店、大型ホテルは、東京と同じように閑散としているのですが、スーパーマーケットの込み具合はと言うと、いつもと同じであまり大きな変化はありません。
上掲写真は、バンコク商業圏の心臓部に位置する「Central World」前の広場(午後2時過ぎ)です。年末のカウントダウンになると、この広場と周辺道路には何万人もの人々が集まる場所として、遍く知られています。
年末だけではなく、常日頃から観光客やタイ人が集まる都心最大の広場でもあるのですが、今や御覧の如く、人影も殆どないような有様です。旧式携帯電話で撮ったので解像力は低いのですが、雰囲気はお分かり頂けると思います。 昨日は、銀行の口座に残ったままになっている大金(?)を引き出すために「Central World」内の銀行に出向いたのですが、建物内部も銀行内部も開店ガラガラ状態なので待ち時間ゼロでした。
その後、両替屋の「Grand Super Rich」に直行したのですが、此処もまた開店ガラガラ状態でした。タイ国の経済悪化は計り知れないのではないかと・・・他人事ながら心配になります。 その昔の此の当たりの町を御存知の方には、「Central World」ではなく、「World Trade Center」(ワトレセンター)と呼んだ方が分かり易いかもしれませんね。
「World Trade Center」(ワトレセンター)は、赤服によるバンコク攻撃の際に、焼き討ち攻撃を受けて崩壊したのですが、今は「Central World」として生まれ変わっています。あの当時、この界隈のマンションに住んでいた僕は、銃弾の流れ弾を避けるために、ほぼ1カ月間に亘ってバンコク郊外のホテルで退避生活をする羽目に陥りました。
写真向かって左側の濃茶色のビルが「ゲイソンビル」(元ナライパン跡地)、黄色ビルが「アーノマホテル」(昔のまま)です。写真右奥の黄色ビルは警察病院(昔のまま)、写真奥左側の高層ビル二棟の間に、僕が住んでいた低層マンション(25階)が微かに見えます。 「アナンタラホテル」(旧リージェントホテル)と「ナンタワンビル」(旧大林ビル)は、高層ビルの陰になって見えません。
此の写真の中に写るビル群の中で、昔のままの姿で残っているのは、「警察病院」と「アーノマホテル」だけになってしまいました。まさに「光陰矢の如し」です。
現地時間で正午前になりました。今から外出します。
