タイ国バンコク滞在中です。まだ真夏ではないのに37℃の街中を、疎しいマスクを付けて高架電車や地下鉄を利用して外出しなければならないのが憂鬱ですが、観光に来ている訳ではないので仕方ありません。

 

新型コロナ菌が老年者に感染すると重症化するケースが多いと聞きます。従ってタクシーのような狭い密室空間や街中の人ごみは避けたいのですが、それは所詮無理と言うものです。

 

殆ど人気の無い昼時のホテルロビー

 

通常時ならば、昼食後の休憩中は、街中の喫茶店で身体を休めるのですが、今はかなり危険なのでそれも避けていて・・・客足が遠のいてガラガラ状態の大ホテルの広いロビーで、両手をしっかり消毒してから、フリーの高級コーヒーや美味しいアップルジュース等を頂戴しながら微睡んだりしています。(上掲写真)

 

バンコクの街中でお会いする人との最初の会話は、「日本国内は新型コロナ菌で大変ですね」から始まるのが常套句の毎日ですから、更に憂鬱度が増すというものです。日本在住の友人からも、「日本人として、タイで差別を受けることないの?」等と心配されたりもしています。

 

決してタイ国政府や庶民から敵視されている訳ではないのですが、それでも、タイ国へ入国する日本人への検疫が日増しに厳しくなっていると聞いています。僕自身も、街中で突然検温器を照査されることもありますが、昨今の日本のお粗末な対応とその結果を考えれば、これもやむを得ない対応かと思います。

 

具体的対応例としては、入国する日本人の体温が規制値よりも高かったり、咳などの肺炎の徴候が疑われる時は、「入国禁止の勧告」を行う事になったそうです。それも単なる勧告ではなく、勧告を拒否する日本人には「タイ国内の隔離施設に14日程度の拘留処置」を行い、陰性を確認してから放免することになったようです。

 

これをもって、日本人に対する差別だと声を荒げる人もいるやに聞きますが、タイ国が自国を危険から守る為の当然の処置だろうと思いますね。理由は不明ですが、今もって湖北省以外の中国からの入国者を受け入れている日本は異常だろうと思います。

 

去年の今頃は、バンコクに約3ヶ月ばかり避寒滞在しましたが・・・今回は所用が済み次第、極力早期に帰国したいと思っています。「日本よりもバンコクの方が安全かもよ」と宣う友人もいますが・・・

 

仮に自主検疫するような事態に陥ったとしても、日本国内で隔離される方が気落ちも安らぐと思っているのですが・・・ひょっとして、日本人の僕が日本国から入国を拒否されたりして・・・てなことにならないように、残り少なくなったバンコク滞在を十分に気を付けて、健康体を維持して帰国したいと思っています。