11月26日(火) 午前15時30分、気温9℃。 天気予報では曇り時々晴れだったのですが、現在の辻堂界隈の空模様は、相模灘から富士山の上空にかけて灰色の曇がびっしり詰まっています。

 

  午後16時15分からフィットネスジムに行くことになっていますが、それまでの時間を利用して、今日の誕生花の“オランダカイウ属”(和名:和蘭海芋属)の投稿記事を書いて置くことにします。

 

  

オランダカイウ属

 

   花のように見える白い部分は、花ではなくて苞葉です。 真ん中の黄色い部分が小さな花が密生した肉穂花序になります。熱帯地区のタイでは庭先で見かける花ですが、最近は亜熱帯地区でもよく見かけるようになりました。


  植物分類学上の属名である“オランダカイウ属”がそのまま和名の“和蘭海芋属”になっているのが些か不思議な感じがしますが・・・これは、原産地の南アフリカの水辺からオランダを経て、帆船で遥々と江戸時代の日本に渡来した芋に似た宿根草であることから名付けられたのでしょうか? 

 

オランダカイウ属

 

  ハイカラな花名を好む園芸界では、“カラー” (calla) 、“カラーリリー ”(calla lily) の流通名で通用しているようですが、その花名の由来は、白色の苞葉が修道女の襟(Collar)の色に似ていたからだそうです。

 

オランダカイウ属

 

  和名の別名として“仏炎苞”(ぶつえんほう)と呼ばれることもあるようです。この呼び名の由来は、白い苞葉が夕陽に照らされて炎のように見えたことから名付けられたのでしょうか? それとも、内陸の畑作地に咲く花として開発された黄色の色付き苞葉のオランダカイウ属を“仏炎苞”と呼んだのでしょうか? 

 

 

参考:オランダカイウ属の植物分類名
科名:サトイモ科 Araceae
属名:オランダカイウ属 Zantedeschia
   
学名:Zantedeschia Spreng.
種小名:
 Aethiopica (エチオピア)
和名:オランダカイウ属 和蘭海芋
別名:海芋、仏炎苞
流通名:カラー (calla) 、カラーリリー (calla lily)