いつもの自転車散歩コースにある瀟洒な邸宅の垣根の『羽衣ジャスミン』が開花! 辺り一面に優しい芳香を漂わせていました。春の桜も散って、穀雨の候から八十八夜へと移り行く季節を感じます。(下掲写真)

 


  日本の羽衣ジャスミンは、タイの熱帯性ジャスミンとは違った趣があり、ほぼ3mの長さの一本の蔓に、およそ30個前後の花蕾が賑やかに稔っています。 (上掲写真)

  

  

  多くの蕾の中から開花準備を整えた濃紅蕾が順次開いて五弁の白花を咲かせています。(上掲写真) 

 

  聞くところによると、羽衣ジャスミンは俗称であって、未だに正式な和名は無いのだそうです。此の花の世界共通の正式名は、学名の『ジャスミン・ポリアントゥム』だそうです。 世界的に愛されているジャスミンティーの茉莉花(学名:Jyasumin Sambac)とは違う種類の花であることが分ります。

 

   羽衣ジャスミンの植物分類名

モクセイ科、ジャスミン属、学名:J.Polyanthum(ジャスミン・ポリアントゥム)

 

 

  我が家の香炉(上写真中央)でいつも焚いているのは、インド産の“Jasmine Incense cones”ですが、寄る年波の所為でしょうか、最近は香りの強さが気になって仕方ありません。羽衣ジャスミン(学名:J.ポリアントゥム)の香に変えてみようかと思っている今日この頃です。