鎌倉極楽寺の桜並木の評判が良いとの評判を耳にしていたのですが、訪れたのがあまりに遅すぎて、すっかり青葉の櫻並木に変わっていました。(下写真) とは言っても、櫻の散った後の青葉のさくら並木にも、それなりに感じられる良さが漂っていて、なかなかどうして捨てがたい何かがありました。
鎌倉時代の1259年(正元元年)に北条重時によって建立された極楽寺は、元寇による異国降伏の祈祷寺院として、49子院を保有するほどの大寺院の寺格を保有していたとか。
鎌倉幕府が新田義貞に打倒された後も、勅命により国家安泰を祈る祈願所としての寺格を有していたようですが、いつしか零落の一途を辿って子院も無くなり、現在に至っているようです。 そんな極楽寺の歴史を映し出すかのように、さくらの花びらが参道に散っていました。

