歌川広重の描いた浮世絵のイメージとはかけ離れた鎌倉・油比ガ浜の散策を終えて、歩いて数分の長谷寺に向かいました。 長谷寺の門前界隈には、今まで何度となく足を運んでいるのですが、長谷寺境内に足を踏み入れるのは初めてです。 さすがに長谷寺だけあって、平日にもかかわらず、それなりの人通りが絶えません。  

 

 

 

  先ずは、弘法大師が参篭されたと伝わる弁天窟に向かいました。弁財天さんの出自は、古代インドの神様だったと思いますが、時代を経て仏教界の中で天部の位置づけを与えられたやんごとなき御方だと聞き及んでいます。

  

    

  弁天窟内部の壁面に弁財天と十六童子の彫刻が刻まれているのですが、何しろ暗くて肉眼では観づらい状態です。ストロボ撮影を許可されたプロ写真家ならば、琵琶を奏でる弁財天さんの明瞭な御姿を捉えることが出来るに違いありませんが・・・・日曜カメラマンの僕は、やむを得ず、カメラの感度を大幅に増感して撮影し、帰宅後に光学的修整加工を施して得たのが上掲写真の三枚です。