昨日の朝、居間のカーテンを開けると、予想はしていたものの、冷雨の飛沫と霧が一面に立ち込めていて、やる気を呼び起こしてくれる富士山の姿が全く見えません。我が家の居間を飾る特大の富士山の自然画も、定位置の場所に居るべき筈の主役が不在となると、何とも間の抜けた空虚な空間を曝け出してしまいます。(下写真)

 

富士山が抜け落ちた我が家の居間の自然画

 

  気象通報によると、今日の辻堂近辺の早朝の気温は3℃、昼間から夕方にかけても、せいぜい6℃前後までしか上がらなかったようです。 おまけに冷雨が絶え間なく降っているのですから、南国のタイから日本に本帰国した浦島太郎爺にとっては、まさに最悪の環境です。 とは言っても、隣の茅ヶ崎駅近辺での所用を果たすために、嫌でも出かけなくてはなりません。

 

   お笑いなるでしょうが、本格的な冬着上下を身に纏い、更に、北京駐在時代に使っていたマフラーと皮手袋を着けて重装備・・・意を決して冷雨の降り注ぐ中を出かけて行きました。 

 

   夕方の五時過ぎに所用を終えて帰路に就いた時、なんとしたことでしょう!強い海風によって折り畳み傘の金属製の小骨と柄が折れてしまい、右手の人差し指に負った傷から出血するという・・・なんとも情けない事態となってしまいました。

 

  自宅が駅から四分の近距離だったとはいえ、頭から上半身にかけて濡れ鼠になるという・・・なんとも哀れな一日となってしまいました。 春よまだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき・・・お願い、早く声を聞かせてよ・・・ の侘しい心境です。