今年1年を掛けて、タイの涅槃仏9形態を自分の足と目で観て回ろうと思い立ったのですが、携帯電話を兼ねたタブレットのGoogleマップによる事前調査が効果的であったことと、自家用車のナビゲーション機能に助けられて、僅か3ヶ月弱で達成してしまいました。

あまりにも短期間で終わったので、集大成と言うのも気恥ずかしいのですが、過去に何度もトライして失敗した事もあり、何はともあれ、自分の備忘録も兼ねて涅槃仏9形態の写真を一つに纏めて置く事にしました。

9形態の涅槃仏の存在とその特徴を自分の目で確認できましたので、今後は、タイ国の彼方此方の寺院に安置されているであろう涅槃仏を、基本的形態を飛び越えた番外編の涅槃仏をも含めて、自由闊達に観て回ろうと思っています。

それでは、第一形態から第九形態の涅槃仏の写真をご覧下さい。本日は、各形態ごとの煩雑な説明は割愛しました。各形態の意味あいに興味をお持ちの方は、ご面倒でしょうが、過去ログをご覧戴きたいと思います。



第一形態:夢うつつの右脇臥の釈迦牟尼のお姿
๑. พระพุทธไสยาสน์ปางทรงพระสุบิน วัดพิกุลทอง จ.สิงห์บุรี









第ื二形態:世話役僧のアーナンタの按摩を楽しみに待つ右脇臥の釈迦牟尼のお姿 
๒.พระพุทธไสยาสน์ปางทรงพักผ่อนปรกติ วัดถ้ำเขาหลวง จ.เพชรบุรี







第ื三形態:夜叉を統括する阿修羅の副王を帰依させる右脇臥の釈迦牟尼のお姿
๓. พระพุทธไสยาสน์ปางโปรดอสุรินทราหู วัดขุนอินทประมูล จ.อ่างทอง







第四形態:世話役僧のアーナンタが悟ることを予言する右脇臥の釈迦牟尼のお姿
๔. พระพุทธไสยาสน์ปางทรงพยากรณ์พระอานนท์ พระปฐมเจดีย์ จ.นครปฐม







第五形態:スパッタを生涯最後の弟子とされる右脇臥の釈迦牟尼のお姿
๕. พระพุทธไสยาสน์ปางโปรดพระสุภัททะ พระปฐมเจดีย์ จ.นครปฐม






第六形態:生涯最後の教えを説く右脇臥の釈迦牟尼のお姿
๖. พระพุทธไสยาสน์ปางปัจฉิมโอวาท วัดปทุมวนวนารามราชวรวิหาร กรุงเทพมหานครฯ







第七形態:入滅された直後の右脇臥の釈迦牟尼のお姿
๗. พระพุทธไสยาสน์ปางเสด็จดับขันธปรินิพพาน (ปางที่ 1) พระปฐมเจดีย์ จ.นครปฐม







第八形態:両手をお腹の上で重ねた仰臥の姿形で弔問を受ける釈迦牟尼の亡骸
๘. พระพุทธไสยาสน์ปางเสด็จดับขันธปรินิพพาน (ปางที่ 2) วัดพระนอน จ.สุพรรณบุรี







第九形態:両手を両脇に伸ばした仰臥の姿形で荼毘を待つ釈迦牟尼の亡骸
๗. พระพุทธไสยาสน์ปางเสด็จดับขันธปรินิพพาน (ปางที่ 3) วัดราชคฤห์วรวิหาร กรุงเทพฯ







以上です。

追伸:タイ人の間で圧倒的に人気度が高いのは第三形態。二位、三位が無くて四位クラスが第七形態、五位クラスが第6形態だろうと思います。僕が個人的に好きなのは、第四と第五形態、とりわけ第五形態の大ファンなのですが・・・此の2つのジャンルに属する大型の涅槃仏は、未だ見たことがありません。今後の楽しみにしています。