バンコクの戦勝記念塔、ルムピニ公園正面のサラデーン交差点、ラーチャダムリ通りのラーチャプラソン交差点は、平常時は首都交通の要所なのですが、タクシン派と反タクシン派の激しい対立によって大勢の死者を出した不快極まりない場所でもあります。
最近は、特に5月末から6月にかけての直近ですが、軍政の中心母体となる国家平和秩序評議会(議長:プラユット陸軍司令官)に対する散発的なデモが、戦勝記念塔のロータリーで行われることが多くなりました。
軍政当局(軍部と警察)は、その都度、戦勝記念塔を拠点とするデモ隊を阻止するために、ロータリ道路の封鎖作戦を実施していたのですが・・・・・・・

兵士と警官によって封鎖されていた戦勝記念塔のロータリーでしたが・・・ PHOTO: POST-today
6月4日の夕方4時、突如として、軍政の国家平和秩序評議会は、戦勝記念塔のロータリー封鎖を解除! 軍楽隊、警察音楽隊、バンコク首都圏庁の音楽隊が吹奏する勇壮な音楽が流れ始めたのです。

軍隊・警察・首都庁の吹奏楽団による演奏 PHOTO: BKK POST
戦勝記念塔のロータリー内は、集まったバンコクの人々で埋め尽くされ、軍政が繰り出したパーフォーマーの演奏、歌、踊りなどを楽しむことと相成りました。老若男女を問わず、芸能好きな人が多いタイ人は、直ぐに野次馬と化して楽曲に同化します。
まさに、“ Happiness ” at Victory Monument といったところです。

反タクシン、反軍政デモの時よりも、いくらか表情が柔いように見えます。 PHOTO: Thairat
軍政の国家平和秩序評議会が、不毛の政争で厭世感を抱く市民に呼び掛けたイベントのテーマは、『 国民に幸福を取り戻す! 』ตืนความสุข สู่ประชาชน でした。

『 国民に幸福を取り戻す 』と印刷されたTシャツを掲げる市民 PHOTO: BKK POST
Tシャツの胸に、タイ語で印刷された ตืนความสุข สู่ประชาชน の文字が見えます。
ตืน=戻す、วามสุข=幸福、สู่=方向を示す前置詞、ประชาชน=国民
女性兵士の格好をした踊り子らしき女性陣は、AKBならぬBKK(BANGKOK)? それとも、タイ語読みでKTM(กทม.)と呼ぶべきでしょうか。
ところで、AKB というのは・・・踊り子グループ? それとも歌手? 日本TVを全く見ない老爺には、そこのところが今ひとつよく分かりません。

敬礼が様になっていない女性兵士の格好をしたタイ芸能界の若手グループ? それとも素人?
PHOTO: BKK POST
プロの中年女性兵士も、プロの若手女性芸能グループに負けてはならじと、飛び入りの御爺さんの歌に合わせて、肩を反らせ、腰をひねっての路上パーフォーマンスを見せます。
中年などと心にもないことを書いて申しわけありません。白内障手術をした老爺からみれば、皆さんは乙女のようにさえ見えます。

路上パーフォーマンスをする迷彩服がお似合いの中年女性兵士 PHOTO: Thairat
こちらは、軍政の国家平和秩序評議会から委嘱された本物の医師と看護師グループ。高架電車の線路下に長机を並べて、無料の医療相談や血圧測定に大忙しです。

キング・モンクット病院から派遣された医療チームも頑張っています。 PHOTO: BKK POST
喜んでいるのは、大人ばかりではありません。騎馬警察官と白馬は、子供連れの間で大人気でした。女子児童、女子中学生、女子大学生が白馬との2ショットを、一寸大袈裟なくらいに喜ぶのは何故なのでしょうか?

白馬の横に並ぶと、騎馬警察官の日焼けした顔が際立ちます。 PHOTO: BKK POST
タイの英語ネット紙には、Operation Return Happiness!の見出しが躍っています。
タイ語のネット紙にも、คึกคัก เท่ห์ ขำๆ มีฮา ปฎิบัติการ คสช. の見出しが躍っています。
何れの見出しも、event to bring back“ smiles ”to the public in the aftermath of a lengthy
political crisis and the coup. の趣旨を伝えています。

PHOTO: BKK POST
軍楽隊、警察音楽隊、バンコク特別区の音楽隊、警察騎馬隊、モンクット病院医療部、そして、踊り子か歌手かよく分からない芸能人らしきグループが繰り出したお祭りは、暑い夜と不毛の政治で、悶々とした気持ちを抱いている人々の心を少しは癒すことができたのでしょうか。
最近は、特に5月末から6月にかけての直近ですが、軍政の中心母体となる国家平和秩序評議会(議長:プラユット陸軍司令官)に対する散発的なデモが、戦勝記念塔のロータリーで行われることが多くなりました。
軍政当局(軍部と警察)は、その都度、戦勝記念塔を拠点とするデモ隊を阻止するために、ロータリ道路の封鎖作戦を実施していたのですが・・・・・・・

兵士と警官によって封鎖されていた戦勝記念塔のロータリーでしたが・・・ PHOTO: POST-today
6月4日の夕方4時、突如として、軍政の国家平和秩序評議会は、戦勝記念塔のロータリー封鎖を解除! 軍楽隊、警察音楽隊、バンコク首都圏庁の音楽隊が吹奏する勇壮な音楽が流れ始めたのです。

軍隊・警察・首都庁の吹奏楽団による演奏 PHOTO: BKK POST
戦勝記念塔のロータリー内は、集まったバンコクの人々で埋め尽くされ、軍政が繰り出したパーフォーマーの演奏、歌、踊りなどを楽しむことと相成りました。老若男女を問わず、芸能好きな人が多いタイ人は、直ぐに野次馬と化して楽曲に同化します。
まさに、“ Happiness ” at Victory Monument といったところです。

反タクシン、反軍政デモの時よりも、いくらか表情が柔いように見えます。 PHOTO: Thairat
軍政の国家平和秩序評議会が、不毛の政争で厭世感を抱く市民に呼び掛けたイベントのテーマは、『 国民に幸福を取り戻す! 』ตืนความสุข สู่ประชาชน でした。

『 国民に幸福を取り戻す 』と印刷されたTシャツを掲げる市民 PHOTO: BKK POST
Tシャツの胸に、タイ語で印刷された ตืนความสุข สู่ประชาชน の文字が見えます。
ตืน=戻す、วามสุข=幸福、สู่=方向を示す前置詞、ประชาชน=国民
女性兵士の格好をした踊り子らしき女性陣は、AKBならぬBKK(BANGKOK)? それとも、タイ語読みでKTM(กทม.)と呼ぶべきでしょうか。
ところで、AKB というのは・・・踊り子グループ? それとも歌手? 日本TVを全く見ない老爺には、そこのところが今ひとつよく分かりません。

敬礼が様になっていない女性兵士の格好をしたタイ芸能界の若手グループ? それとも素人?
PHOTO: BKK POST
プロの中年女性兵士も、プロの若手女性芸能グループに負けてはならじと、飛び入りの御爺さんの歌に合わせて、肩を反らせ、腰をひねっての路上パーフォーマンスを見せます。
中年などと心にもないことを書いて申しわけありません。白内障手術をした老爺からみれば、皆さんは乙女のようにさえ見えます。

路上パーフォーマンスをする迷彩服がお似合いの中年女性兵士 PHOTO: Thairat
こちらは、軍政の国家平和秩序評議会から委嘱された本物の医師と看護師グループ。高架電車の線路下に長机を並べて、無料の医療相談や血圧測定に大忙しです。

キング・モンクット病院から派遣された医療チームも頑張っています。 PHOTO: BKK POST
喜んでいるのは、大人ばかりではありません。騎馬警察官と白馬は、子供連れの間で大人気でした。女子児童、女子中学生、女子大学生が白馬との2ショットを、一寸大袈裟なくらいに喜ぶのは何故なのでしょうか?

白馬の横に並ぶと、騎馬警察官の日焼けした顔が際立ちます。 PHOTO: BKK POST
タイの英語ネット紙には、Operation Return Happiness!の見出しが躍っています。
タイ語のネット紙にも、คึกคัก เท่ห์ ขำๆ มีฮา ปฎิบัติการ คสช. の見出しが躍っています。
何れの見出しも、event to bring back“ smiles ”to the public in the aftermath of a lengthy
political crisis and the coup. の趣旨を伝えています。

PHOTO: BKK POST
軍楽隊、警察音楽隊、バンコク特別区の音楽隊、警察騎馬隊、モンクット病院医療部、そして、踊り子か歌手かよく分からない芸能人らしきグループが繰り出したお祭りは、暑い夜と不毛の政治で、悶々とした気持ちを抱いている人々の心を少しは癒すことができたのでしょうか。