バンコクでロング・ステイしている定年退職者の友人が、
遅まきながら、タイ語学校で中級レベルの個人授業を受けています。

タイ語の授業が終わってから一献傾ける約束をしていたので、
タイ語学校のある建物内のコーヒー・ショップで待っていたのですが、
約束の時間を20分以上も過ぎたというのに、いっこうに姿を現しません。
少しばかり苛々しはじめると、僕の携帯が鳴りました。

         『 まだ授業中なので、教室まで来て待って欲しいのだけど 』
         『 生徒は僕一人なので、何も遠慮することないからさ 』
         『 タイ語の女の先生も、OKだと言っているから大丈夫だよ 』


気乗りはしなかったのですが、教室に入って先生に挨拶をすると、
女先生は、僕と彼に対して、とんでもない提案をしてきました。

         先生 『 折角の機会だから 3人で雑談をしましょうよ 』
         僕   『 彼の邪魔をするつもりは、全くありませんので 』
         先生 『 邪魔どころか、彼にとっても良い勉強になりますよ 』


こんなことになるのであれば、コーヒー・ショップで待つべきでしたが、
後悔先に立たず、今更悔やんでもどうなるものでもありません。

そんなこんなで始まった雑談ですが、なんと、先生が振ってきた話題は、

        『 日本語の “ 不美人 ” は、どうして “ ブス ” と言うのですか? 』
        『 “ ブス ” という言葉は、標準語ですか? 方言ですか? 』
        『 “ ブス ” はどのような漢字を書くのですか? 』


日本語は、美人のことを “ 綺麗 ” ( kirei ) と表現しますが、
タイ語の “kiiree ” ขี้เหร่ には、不美人と言う意味があることは、
タイ語を勉強した日本人、日本語を勉強したタイ人ならば、
誰もが知っていて、よく冗談口の話題にもなります。

ところが、すでに日本語3級の実力を持つ女教師は、
そんな初歩的な冗談口を超えた話題を、しかもタイ語で仕掛けて来たのです。

この話題は、今回限りで終わりにするつもりで書き出したのですが、
いつもの悪い癖で、前置きをダラダラと書き綴ってしまい、
到頭、外出する時間になってしまいました。

続きは次回とさせて下さい。

   
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