伊勢丹・バンコクの上階にある紀伊國屋書店に徒歩で出かけようとすると、
『 源吉兆庵の大判焼きを買って来て頂戴! 』
この店の大判焼きが大好きな家内が、ここぞとばかりにせがみます。
バンコクの源吉兆庵の大判焼きは、以前にも書いた事がありますが、
あの時は、二種類の大判焼きのアップ写真だけだったと思いますので、
本日は、店舗の様子が窺えるような写真と一緒にアップすることにします。
先日、赤服騒動後に初めて伊勢丹に出向いてから、
今回で2度目の顔出しになるのですが、ZENが今も閉鎖されている所為か、
客足はとても少なく、他人事ながらも、『 伊勢丹さん大丈夫? 』 と心配になります。

館内エスカレーターで、伊勢丹の各階を見遣りながら5階に進むと、
5階フロアの南側に、日本風の店構えをした “ 宋家・源吉兆庵 ”があります。
( 上写真 )
赤服騒動で長きに渡って閉鎖されていた源吉兆庵ですが、
純日本風の店構えは、閉鎖される以前の姿形と何一つ変わっていません。
大判焼きコーナーで列を作っている客人は一人も居ないのですが、
鉄板上に大判焼きが12個も並んでいることから察すると、
注文したお客さんは、伊勢丹内で時間潰しをしているのかも知れません。
( 下写真 )

横に細長い店の端側に設置されている大判焼きのコーナー。
赤服騒動以前に同じものがあったどうか・・・定かではないのですが、
鉄板コーナの前に、三種類の大判焼きのメニューが立てられています。
( 上写真 表示内容は下記 )
つぶあん แพนเค้กญี่ปุ่นไส้ถั่วแดง Pancake with red been paste inside
カスタード แพนเค้กญี่ปุ่นไส้ครีม Pancake with custard cream inside
チョコレート แพนเค้กญี่ปุ่นไส้ช็อกโกแล็ต Pancake with chocolate paste inside
3種類を各々5個ずつ注文。
出来上がりまでの間、店ื内の椅子に座って待たなければなりません。

僕が購入した“ カスタード ”、“ つぶあん ”、“ チョコレート ”入りの大判焼き。 (上写真右回り)
出来上がりまで待つのに、あまりにも手持ち無沙汰なので、
目の前の三種類の大判焼きのタイ語の説明を黙読していて気が付きました。
“ つぶあん ” と “ チョコレート ” のタイ語の説明は、充分に理解できるのですが、
“ カスタード ” の英語がタイ語に反映されていないような・・・?
Pancake with custard cream inside ( カスタード入りのパン・ケーキ ) แพนเค้กญี่ปุ่นไส้ครีม ( クリーム入りの日本式のパン・ケーキ ) 出来上がりまでの間、店ื内の椅子に座って待たなければなりません。

僕が購入した“ カスタード ”、“ つぶあん ”、“ チョコレート ”入りの大判焼き。 (上写真右回り)
出来上がりまで待つのに、あまりにも手持ち無沙汰なので、
目の前の三種類の大判焼きのタイ語の説明を黙読していて気が付きました。
“ つぶあん ” と “ チョコレート ” のタイ語の説明は、充分に理解できるのですが、
“ カスタード ” の英語がタイ語に反映されていないような・・・?
ペーン・ケーク・イープン・サイ・クリーム
タイのお客さんは、
クリームと聞けば、カスタードと理解することが出来るのでしょうか?

クリームとカスタードの正確な定義を知っている訳ではありませんが、
僕の頭の中には、クリームとカスタードは、別物という感覚があります。
僕の不確かな知識を、敢えて文章で区分するならば、
クリーム ( Cream ) は、
未加工乳を煮沸消毒してから乳脂肪分を取り出したものであり、
カスタードクリーム( Custard cream )は、
卵黄、砂糖、小麦粉、薄力粉、温牛乳を加えてトロミがつくまで加熱し、
バニラビーンズを加えたもの・・・だったような・・・
自宅に戻ってから、
真向かいのタイ人女性社長に、源吉兆庵の大判焼きを御福わけした折に、
カスタードに関する英語説明とタイ語説明の違いの話をしたところ、
タイ人女性社長の考えは、実にアッサリしたものでした。
彼女 『 英語で説明してあるから直ぐに分かるわ 』
僕 『 でも、英語が分からないタイのお客さんは理解できないでしょう? 』
彼女 『 そんなお客が、源吉兆庵で買い物をする訳が無いでしょう! 』