② タイの東北地区・チャイヤプーム県への旅
今月の12日(土)~14日(月)まで、国立公園(2ケ所)を旅した時の想い出です。

チャイヤプーム県の西南から ซย.4006号線を北上し、
225号線に出てから少し走り、山道に入って更に北上すると、
チャイヤプームのサイ・トーン国立公園 อช. ไทรทอง (注)に到着します。


(注) อุทยานแห่งชาติ ไทรทอง ウタヤン・ヘンチャーツ サイー・トーン (金色のガジュマルの国立公園)

国立公園のゲートに車を乗り入れると、
制服を纏った森林保安官らしき人から訊ねられました。
  
     係官 『 タイ人ですか? 外国人ですか? 何年タイに住んでいますか? 』
     僕   『 日本人です。タイに住んで7~8年くらいになります 』
     係官 『 証明するもの・・・例えば、タイ国の運転免許証がありますか?』


タイ国発行の運転免許証(有効期間5年)を提示すると、
外国人用の高い入場料ではなく、タイ人向けの格安入場料でOKとなりました。

タイ政府が管轄する観光施設では、タイ国発行の免許証を提示すると、
外国人にも拘わらず、タイ人の格安入場料が適用されることが多々あります。
理由は不明ですが、それなりの税金の納税者と見做す規範でもあるのでしょうか?


タイに魅せられてロングステイ
進行方向の道路が黄濁水で冠水していました。 ( Photo hiro-1家内 )

なんだか得をしたような気分になって、国立公園内の道路を進むと、
なんと! 黄濁水の流れで進行方向の道路が冠水。道筋も川床も何も見えません。
( 上写真 )
すると、前方の岩の上に座っていた森林保安官らしき人が、
僕に向かって片手を大きく振りながら、大声で何やら喚いています。

『 左側にハンドルを切って直進すれば大丈夫だよ 』
『 右側は水深が深いからね。右側は危険だからね 』


タイに魅せられてロングステイ
 ( Photo hiro-1家内 )

森林保安官らしき人が指示してくれた左側方向に車の前端を向けると、
黄濁水の流れで途切れてしまった道路の先の道路が続いているのが見えます。
( 上写真 )
川床にも、道路らしい影がうっすらと見え隠れしているのが窺えます。
これならば、水に嵌まることなく、安全に渡河できそうです。


タイに魅せられてロングステイ
 ( Photo hiro-1家内 )

車を川床の中に進めようとすると、突然、家内が大声で叫びます。
『 道路上に凄い数の蝶々がいる! このまま進むと蝶々が死んでしまうわ! 』

それでも、強引に車の前輪を小刻みに転がそうとする僕に家内が怒鳴ります。

妻 『 貴方、何をしているの! 蝶々を轢き殺すつもりなの! 』
僕 『 怒鳴ってばかりいないでさ、蝶々を早く追っ払ってくれよ 』


車をゆっくりと前進させながら、蝶々に危機感を与えようとするのですが、
それでも、蝶々の群れは知らん振りを通し、飛び去る様子さえ見せません。

( 下写真 )


タイに魅せられてロングステイ
 ( Photo hiro-1家内 )

蝶の世界は全くの門外漢なのでチンプンカンプンですが、
此の場所に、蝶々が大好きな美味しい食餌でもあるのでしょうか?

蝶々の名前は何なのでしょうか?
カラスのように黒いのはモンキアゲハ? 黒と青の羽色はアオスジアゲハ?
白と黒の羽色はキロンタイマ? 黄色の羽色はムムンキチョウ?


タイに魅せられてロングステイ
 ( Photo hiro-1家内 )

車から降りた家内が、蝶々の群れの中に入って追い払うのですが、
それでも、蝶々の群れは、中々飛び立とうとしませんでした。

向う岸から安全な渡河を見守ってくれていた森林管理官は、
呆れた仕草をしながらも、それでも、黙って見守ってくれていました。

   
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