(今日のブログ挿入写真は、赤服集団の憩いのひと時です。記事内容と直接の関係ありません)

タイに魅せられてロングステイ
BTSのチットロム駅近くのアマリン・プラザ前で休息する赤服集団

4月12日のタイのTV放送(5ch)は、
10日の赤服デモ集団の強制排除の際の銃撃事件の録画(注1)
繰り返し放映しながら銃撃犯の分析をしていました。


この録画を見ると、赤服デモ隊の中に紛れて、
AK47(注2)を水平連射する目出し帽の黒装束の男が写っています。
更に、鉄釘を装備した手製の手榴弾を後ろ手に隠し持つ男、
それを、軍隊に向けて投げ込む姿も頻繁に登場します。

         (注1) 録画の提供者は、海外メディア、タイの民法TV局(9chなど)、警察、軍部。
         (注2) タイ陸軍の自動小銃は米国製のM16です。AK47(旧ソ連軍)ではありません。

タイに魅せられてロングステイ  タイに魅せられてロングステイ
大好きなパパと一緒に赤服集団のデモに参加していた幼い女児

現地新聞によると、このTV放映を見た赤服軍団は、
このシーンを撮影した海外メディアや民法TV局に対して強く反発。
興奮した赤服の一部がテレビ局の中継車を乗っ取って叫んだそうです。

『 赤服が治安部隊に発砲したと虚偽の報道をしている 』                   『 全てのマスコミ関係者をデモ会場の外に追い出せ  』

赤服の取材活動をボイコットして引き揚げた報道陣に対して、
慌てふためいた赤服軍団の幹部が、
次のような謝罪声明を出して何度も詫びる一幕があったようです。
 
『 報道関係者を襲ったのは “ ニセ赤シャツ集団 ” でした 』
『 赤服軍団は報道陣を敵とは思っていません 』
『 報道陣の安全確保に努めるので、もう一度、現場に戻って下さい 』


タイに魅せられてロングステイ
BTSのチットロム駅近くのアマリン・プラザの玄関前で休息する赤服集団

赤服幹部の見解とTVの録画を見た僕の個人的な推測に過ぎませんが、
今回の流血事態を直接的に仕掛けたグループは、
ニセ赤シャツ集団 ”( 赤服から分離した武装グループ )
の可能性が色濃いのでは?


タイに魅せられてロングステイ  タイに魅せられてロングステイ
日中から夜通しのシュプレヒコールでお疲れの赤服の人々
左: 五つ星のエラワン・ホテル前で熟睡中     右: 高架電車の遊歩道で熟睡中


不毛の闘争を直ちに収束するには、
下院の解散を実施し、総選挙を行うしかないのでしょか?

そうなれば、タクシン派(赤服集団)が政権奪取する確立が高く、
今度は反タクシン派(黄色集団)が反旗を翻すという堂々巡りとなり、
タイ政治の悪しき対立構図 ( 地方 対 都会、低所得層 対 中高所得層 )
は深刻の度合いを深めることになりかねません。


タイ国の世界的評価は、大幅に低下することになるのでしょうが、
タイ国民の民力と民度がそれを良しとするのであれば致し方ないですね。


たとえそのような事態になったとしても、
タイの風土に魅せられて移り住んだ僕ですから、
健康である限りは、今後ともタイの生活をエンジョイするつもりでいます。


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