バンコクのTV放送の画面を見る限りでは、
今日(22日)のバンコクは、あの赤服集団の姿も少なく、
久し振りに、いつもの平穏な日常を取り戻したようです。

赤服集団が寝泊りをしていたバンコクの官庁街の道路上には、
北部や東北部から上京した赤服集団の生活ゴミで埋まっていました。

そのゴミの山を清掃するバンコクの日雇い労働者の日当は206バーツ。
ゴミの山を残した赤服集団の一人当たりの日当はといえば、
2,000バーツ ~ 500バーツ だと噂されています。

赤服軍団に供給された日当の幅が広いのは、
ピック・アップトラックの持込者、オート-バイの持込者、
地域のまとめ役、身体だけを投じた参加者などによる違いでしょうか。

TV放送が映し出す 『 戦いの後の光景 』 を眺めていると、
外国人の僕までもが、なんとも切ない気持ちになってしまいます。

タイ国民の敵対化を促すような 『 無意味な権力政争 』 は、
タイの国力だけではなく、タイの民力をも低下させることになるでしょう。
このような低次元、且つ、非生産的な権力闘争はいい加減にして、
真の為政者としての解決策を見出して欲しいものです。

此処まで書いたところで、
今まで静寂だった僕の自宅(19階)に、
突然ですが、赤服軍団のマイクを使った怒声が風に乗って届きました。


『 バンコクの同志を募り、27日に最大規模のデモをバンコクで実施する! 』
『 バンコクに合流できない地方の赤服は、27日に県庁広場に集結せよ! 』


風に流されて途切れ途切れの怒声なので、詳細は定かではありませんが、
来週の土曜日に、大規模デモを全国展開するという布告だと思われます。

その昔、『 塀の中の懲りない面々 』 という書籍がありましたが、
何が何でも、国民を二分する 『 権力世界の懲りない面々 』 に
つける薬はないのでしょうか?

   
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