10月14日の午前中、
バンコクの自宅でTVの国際報道番組にチャンネルを回すと、
『 バンコクの株式市場が4%急落 』 と 『 タイ通貨の対ドルも1%以上下落 』
のニュースを報じていました。
そのニュースの背景には、
今年の9月19日からバンコク・トンブリ地区のスィリラート病院に入院されている
タイ国王(81歳)の健康問題への懸念があるようです。
昨日、大手日系企業の役員を務めるタイ人男性と交わした会話を思い出しました。
彼 『 国王の快癒を祈るための記帳に行かれましたか? 』
僕 『 まだですが、御様子は如何なのですか? 』
彼 『 王室の発表では、特に変わった様子はないようですが・・・ 』
僕 『 御歳をめされているので心配ですね 』
彼との会話で記帳に行くと宣言した訳ではなかったのですが、
敬愛しているタイ国王の御快癒を祈りたくなって、
入院されているスィリラート病院に記帳に出向くことにしました。

チ゛ャオ・プラヤー川の水上バス ( 18バーツ 約51円 ) でター・ティアン駅まで北上。
対岸に向かう渡し舟 ( ルア・カーム・ファーク เรือข้ามฝาก )に乗換えます。
ター・ティアン駅は、その昔、タマサート大学でタイ語を勉強した時に、
通い慣れた船着き場なので、懐かしさもひとしおです。

対岸に向かう渡し舟 ( ルア・カーム・ファーク เรือข้ามฝาก ) 渡船料金は3バーツ( 約9円 )
渡し舟が進む前方に、プミポン国王が入院されているスィラート病院が迫って来ました。

プミポン国王が入院されているスィラート病院 คณะแพทยศาสตร์ศิริราชพยาบาล
狭い敷地に幾棟もの建物が建つ病院内通路を進むと
タイ国の医療に大きく貢献されたマヒドン殿下の記念碑があります。
小雨が降るにも拘わらず、一人の中年女性が真摯な祈りを捧げていました。
マヒドン殿下の銅像の後方の建物内に
プミポン国王の御回復を願うタイ国民のために用意された会場がありました。

記帳台の後方に、プミポン国王の御写真、
その後方に、平民出身で看護師でもあられた国王の御母堂の銅像が見えます。