バンコクの果物売り場に “ ラムット ” ละมุด が並びました。
いつも9月~12月頃にかけて出回る果物だと思っていましたが、
今年は、理由は不明ですが、少しばかり顔見世が遅いような気がします。

一見すると、ジャガイモのような風体をしていますが、れきっとした南国の果物です。
ラムット・タイ ละมุดไทย、ラムット・マレシア ละมุดมาเลเซีย など種類は豊富ですが、
バンコクの売り場に並んだのは、ラムット・タイ・ワーン・クロープでした。


(注)ラムット・タイ・ワーン・クロープ ละมุดหวานกรอบ  (訳) コリコリと甘いタイのラムット 

タイに魅せられてロングステイ


一個の大きさが5cm~6cm位のものを6個買って 25バーツ ( 約70円 )。
10月に入ったとはいえ、旬の果物の割には、割安の値段のような気がします。

持ち帰って直ぐに食べたかったので、見るからに果皮の柔らかそうな
完熟した果実を6個ばかり選び抜きました。


タイに魅せられてロングステイ


タイ語で書かれた名前は、“ コリコリと甘いタイのラムット” とあるのですが、
完熟した “ ラムット ” には全くコリコリ感はありません。

微かに吊るし柿のような味と香りを覚えたような気もしましたが、
柿のような歯ざわりは無く、とても甘くて柔らかい美味しい果実です。


タイに魅せられてロングステイ


甘さを少し抑えたいと思うならば、果肉をペースト状にして牛乳と合わせ、
シャーベット状にして食べる方法(?)も、ひょっとしたら行けるかも知れません。


タイに魅せられてロングステイ   タイに魅せられてロングステイ
鉄材の代用になる程の硬さがあるラムットの木はアカテツ科の常緑高木 ( 写真はウイキペディアより拝借 )
 
ラムットの日本語名を知りたくて、
タイ語のサイトをサーフィンして英語名を調べて見ました。
 
                       ラムットの英語名は “ SAPODILLA ”( サポジラ )
                       サポジラの日本語名は “ チューインガムの木 ” 
                       日本語の別名は “ メキシコ柿 ”

日本語名が “ チューインガムの木 ” とは、チョット吃驚でしたが、
ラムットの木に含まれる“ 粘性の強いゴム質の白い樹液 ” のチクル ( chicle ) が、
チューインガムの素材となることから付けられたのだとか。

別名の“ メキシコ柿 ”は、微かに感じる柿の味と香り、
そして、チョット見、柿の果肉に似た姿形から名付けられたに違いありません。


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