バンコクの隣県・サムット・プラカーンの遺跡公園内で “ ススキ ” や “ パンパスグラス ” ( Pampas Grass ) に似た長い線形葉の “ オーナメンタル・グラス ” を見つけました。
線形葉の根元辺りに緑色が多少残っていますが、既にかなりの葉は紫に近い赤銅色に色変わりしています。猫ジャラシを思わせるような淡い桃紫色の穂先が微風の中でそよぐ姿がなんとも魅力的でした。

赤銅色の線形葉と淡桃紫色の穂先を合わせ魅力的なオーナメンタル・グラス
遺跡公園内の散水用の大型給水車に水を補給していた年配のタイ作業者に花の名前を訊ねてみました。
僕 『 この植物の名前、タイ語で何と呼びますか? 』
彼 『 ウーン・・・・・・知らないな・・・・・・ 』
僕 『 お手数をおかけしました 』
彼 『 チョット待って! 公園の庭師に電話で聞いてあげるから 』

日本のススキに似ていますが、葉と茎の紫色はススキのそれとは明らかに異なります。
同僚の庭師との電話を終えたタイ人作業者が説明してくれました。
彼 『 名前は ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ だそうだよ 』 หญ่าสีม่วนน้ำพุ
『 紫色の草の姿形が噴出する水のように見えるという意味だね 』
หญ่าสีม่วนน้ำพุ
ヤー หญ่า = 草 、 スィー・ムアン สีม่วน = 紫色 、 ナーム・プ น้ำพุ = 噴水
その昔、日本で四季のある生活を経験した僕の目には、日本の初秋を思わせるようなススキの光景に見えるのですが、南国で生まれ育った人には、地底から “ 噴出する水 ” のように映るのですね。こんなところにも、お国柄の違いが表れていて “ いとおかし ” の思いがします。

ネコジャラシを思わせるような穂先。
バンコクの自宅に戻って、教えて貰ったタイ語名の “ ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ ”
หญ่าสีม่วนน้ำพุ をタイ語のネット検索で調べると・・・・・・確かな情報が続々と現われました。
イネ科の多年草で、草丈1m以上になり、狐の尻尾 ( 猫ジャラシとは書いてありませんでした ) のような穂の長さは40㎝以上になる。小さな苗の内は緑色が強いが、生長してくると赤銅色になるとの説明がなされています。掲載されている写真を見ても、僕が遺跡公園でみたオーナメンタル・グラスは、“ ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ ” に間違いありません。
科名: イネ科
属名: チカラシバ属
学名: Pennisetum setaceum ‘ Rubrum ’ ペニセツム・セタケウム‘ルブラム’
英語名: Purple Fountain Grass パープル・ファウンテン・グラス
タイ語: หญ่าสีม่วนน้ำพุ ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ
通称名: Pennisetum setaceum ペニセツム・セタケウム
品種名: ルブルム Rubrum
原産地: 南アフリカ
タイ語のネット記事ですので、日本語名の記載はないのですが、英語名を読むと、“ Purple Fountain Grass ” ( 紫色の噴水草 ) とあります。タイ語名の “ ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ ” の意味を “ いとおかし ” と感銘を受けたばかりなのに、それは英語を単純にタイ語に直訳した名前に過ぎませんでした。誰の責任でもないけれど、チョット失望・・・・・・

英語名: Purple Fountain Grass パープル・ファウンテン・グラス ( 紫色の噴水草 )
淡く桃色がかった狐の尻尾に似た穂先が、柔らかい陽光の中を吹き抜けるそよ風に揺られて上下・左右に波立つ様を眺めていると・・・・・・子供時代を過ごした懐かしい日本の故郷の初秋の風景を想い出してしまいました。
線形葉の根元辺りに緑色が多少残っていますが、既にかなりの葉は紫に近い赤銅色に色変わりしています。猫ジャラシを思わせるような淡い桃紫色の穂先が微風の中でそよぐ姿がなんとも魅力的でした。

赤銅色の線形葉と淡桃紫色の穂先を合わせ魅力的なオーナメンタル・グラス
遺跡公園内の散水用の大型給水車に水を補給していた年配のタイ作業者に花の名前を訊ねてみました。
僕 『 この植物の名前、タイ語で何と呼びますか? 』
彼 『 ウーン・・・・・・知らないな・・・・・・ 』
僕 『 お手数をおかけしました 』
彼 『 チョット待って! 公園の庭師に電話で聞いてあげるから 』

日本のススキに似ていますが、葉と茎の紫色はススキのそれとは明らかに異なります。
同僚の庭師との電話を終えたタイ人作業者が説明してくれました。
彼 『 名前は ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ だそうだよ 』 หญ่าสีม่วนน้ำพุ
『 紫色の草の姿形が噴出する水のように見えるという意味だね 』
หญ่าสีม่วนน้ำพุ
ヤー หญ่า = 草 、 スィー・ムアン สีม่วน = 紫色 、 ナーム・プ น้ำพุ = 噴水
その昔、日本で四季のある生活を経験した僕の目には、日本の初秋を思わせるようなススキの光景に見えるのですが、南国で生まれ育った人には、地底から “ 噴出する水 ” のように映るのですね。こんなところにも、お国柄の違いが表れていて “ いとおかし ” の思いがします。

ネコジャラシを思わせるような穂先。
バンコクの自宅に戻って、教えて貰ったタイ語名の “ ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ ”
หญ่าสีม่วนน้ำพุ をタイ語のネット検索で調べると・・・・・・確かな情報が続々と現われました。
イネ科の多年草で、草丈1m以上になり、狐の尻尾 ( 猫ジャラシとは書いてありませんでした ) のような穂の長さは40㎝以上になる。小さな苗の内は緑色が強いが、生長してくると赤銅色になるとの説明がなされています。掲載されている写真を見ても、僕が遺跡公園でみたオーナメンタル・グラスは、“ ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ ” に間違いありません。
科名: イネ科
属名: チカラシバ属
学名: Pennisetum setaceum ‘ Rubrum ’ ペニセツム・セタケウム‘ルブラム’
英語名: Purple Fountain Grass パープル・ファウンテン・グラス
タイ語: หญ่าสีม่วนน้ำพุ ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ
通称名: Pennisetum setaceum ペニセツム・セタケウム
品種名: ルブルム Rubrum
原産地: 南アフリカ
タイ語のネット記事ですので、日本語名の記載はないのですが、英語名を読むと、“ Purple Fountain Grass ” ( 紫色の噴水草 ) とあります。タイ語名の “ ヤー・スィー・ムアン・ナーム・プ ” の意味を “ いとおかし ” と感銘を受けたばかりなのに、それは英語を単純にタイ語に直訳した名前に過ぎませんでした。誰の責任でもないけれど、チョット失望・・・・・・

英語名: Purple Fountain Grass パープル・ファウンテン・グラス ( 紫色の噴水草 )
淡く桃色がかった狐の尻尾に似た穂先が、柔らかい陽光の中を吹き抜けるそよ風に揺られて上下・左右に波立つ様を眺めていると・・・・・・子供時代を過ごした懐かしい日本の故郷の初秋の風景を想い出してしまいました。