バンコクの我が家では、葉、茎、萼と花の全てが紫色の “ 紫御殿 ” (ムラサキ・ゴテン)が繁茂しすぎてしまい、処分せざるを得なくなりました。その矢先に、昨日のBLOGで書いた如く、トレニア ( 俗称 : 夏すみれ ) のこぼれ種が “ 紫御殿 ” の鉢の中で咲いてしまったという訳です。

“ 紫御殿 ” の鉢に侵食した富貴竹とトレニア
個人的には、紫一色の “ 紫御殿 ” は余り好みではないのですが、タイ人の中年女性から、 『 貴方の誕生した土曜日の花の色 』 として贈られた花なので、捨てるに捨てられず、水遣りを続けているうちに、大量に繁茂してしまったのです。

小さな薄紫色の花弁は3枚。中央の雄シベの葯(ヤク)は黄色です。
“ 紫御殿 ” の特徴は、贈り主のタイ人中年女性のお言葉を借りれば・・・・・・
『 毎朝、鮮やかな薄紫色の小さい花が咲くの!正午には萎むけれどね 』
『 陽光の当たる時間によって、濃紫色の葉っぱが変化して神秘的よ 』
『 とても丈夫な花なので、水遣りさえ忘れなければ大丈夫 』
『 茎を土壌に挿すだけで繁茂するわよ 』
『 土曜日生まれの貴方の吉兆色は紫色なの、大事に育ててね 』

最初に贈られた紫御殿は一鉢でしたが・・・・・・折れた枝を挿すだけで繁茂してしまいました。
タイには、“ 生まれた曜日別の吉兆色 ” があり、タイ人は誰もが自分の “ 生まれた曜日の色 ” を大事に思っています。同時に、王様の生まれ曜日の “ 黄色 ” ( 月曜日 ) 、そして、王妃殿下の 『 水色 』 ( 金曜日 ) への思い入れも真に深いものがあります。そして、現国王の王女(次女)の色は、畏れ多くも、僕と同じ紫色です。

直径1cmたらずの薄紫色の花が二連で咲いていました。
タイの人々は、曜日毎の吉兆色の衣服を身に纏う人が少なくありません。僕の住むコンドミニアムの男女事務員の制服の色も曜日によって変わります。両替商のスーパーリッチの女性事務員のスーツも曜日別に変わる吉兆色です。曜日別の吉兆色さえ知っていれば、バンコクでは、『 今日は何曜日? 』 と人様に質問することもなさそうです。
紫色と言えば、その昔、一世を風靡した丸山明宏さん(現・美輪明宏)のトレード・マークだった事を想い出しますが、僕のような平凡な男は、自分の吉兆色が紫色だと言われても、“ 紫色の衣服 ”を身に纏う勇気なんてありません。ましてや、縁起を担いで “ 紫色のタクシー ” ( バンコクのタクシーの車体色には7色の吉兆色があります ) を利用するような気持ちになることもありません。

左写真: バンコクのタクシーは吉兆色の赤、橙、黄、緑、青、藍、当然の如く、紫色もあります。
右写真: 土曜日に紫色のシャツを着て歩いていたタイ人女性。貴女は土曜日生まれですか?
どうも、僕には “ 血液型 “ とか “ 吉兆色 ” を尊んだり、“ 縁起 ”を担いだりするようなナイーブな精神構造が欠落しているようなのですが・・・・・・とは言っても、異国の地で生きていくためには、地元の人達の厚意や風習を無下にすることも出来ません。
増えすぎた “ 紫御殿 ” にホトホト困り果てていたので、潔く一掃処分するつもりでいたのですが・・・・・・結局、贈り主のタイ人女性の気持ちを慮って、東南の角地に花を咲かせていた 紫御殿 ” だけを残すことにしました。

ベランダの東南の角地で頻繁に花を咲かせる背高の “ 紫御殿 ” だけを残すことにしました。
科 名: ツユクサ科 Commelinaceae
属 名: トラデスカンティア属 Tradescantia
学 名: Tradescantia pallida 'Purpurea' (Setcreasea pallida 'Purpurea')
種 名: T. pallida'Purpurea'
和 名: ムラサキゴテン( 紫御殿 )
別 名: セトクレアセア ( 旧属名 )、パープル・ハート( 紫のハート )
原産地: メキシコ
草 丈: 10~50cm
花 色: 濃桃色
花 径: 2cm
花言葉: 変わらぬ熱愛 、辛抱強い愛情
学名の Tradescantia ( トラデスカンティア ) は、 17世紀のイギリスのチャールズ1世の庭師だった Tradescant さんの名前に因むとありました。

“ 紫御殿 ” の鉢に侵食した富貴竹とトレニア
個人的には、紫一色の “ 紫御殿 ” は余り好みではないのですが、タイ人の中年女性から、 『 貴方の誕生した土曜日の花の色 』 として贈られた花なので、捨てるに捨てられず、水遣りを続けているうちに、大量に繁茂してしまったのです。

小さな薄紫色の花弁は3枚。中央の雄シベの葯(ヤク)は黄色です。
“ 紫御殿 ” の特徴は、贈り主のタイ人中年女性のお言葉を借りれば・・・・・・
『 毎朝、鮮やかな薄紫色の小さい花が咲くの!正午には萎むけれどね 』
『 陽光の当たる時間によって、濃紫色の葉っぱが変化して神秘的よ 』
『 とても丈夫な花なので、水遣りさえ忘れなければ大丈夫 』
『 茎を土壌に挿すだけで繁茂するわよ 』
『 土曜日生まれの貴方の吉兆色は紫色なの、大事に育ててね 』

最初に贈られた紫御殿は一鉢でしたが・・・・・・折れた枝を挿すだけで繁茂してしまいました。
タイには、“ 生まれた曜日別の吉兆色 ” があり、タイ人は誰もが自分の “ 生まれた曜日の色 ” を大事に思っています。同時に、王様の生まれ曜日の “ 黄色 ” ( 月曜日 ) 、そして、王妃殿下の 『 水色 』 ( 金曜日 ) への思い入れも真に深いものがあります。そして、現国王の王女(次女)の色は、畏れ多くも、僕と同じ紫色です。

直径1cmたらずの薄紫色の花が二連で咲いていました。
タイの人々は、曜日毎の吉兆色の衣服を身に纏う人が少なくありません。僕の住むコンドミニアムの男女事務員の制服の色も曜日によって変わります。両替商のスーパーリッチの女性事務員のスーツも曜日別に変わる吉兆色です。曜日別の吉兆色さえ知っていれば、バンコクでは、『 今日は何曜日? 』 と人様に質問することもなさそうです。
紫色と言えば、その昔、一世を風靡した丸山明宏さん(現・美輪明宏)のトレード・マークだった事を想い出しますが、僕のような平凡な男は、自分の吉兆色が紫色だと言われても、“ 紫色の衣服 ”を身に纏う勇気なんてありません。ましてや、縁起を担いで “ 紫色のタクシー ” ( バンコクのタクシーの車体色には7色の吉兆色があります ) を利用するような気持ちになることもありません。


左写真: バンコクのタクシーは吉兆色の赤、橙、黄、緑、青、藍、当然の如く、紫色もあります。
右写真: 土曜日に紫色のシャツを着て歩いていたタイ人女性。貴女は土曜日生まれですか?
どうも、僕には “ 血液型 “ とか “ 吉兆色 ” を尊んだり、“ 縁起 ”を担いだりするようなナイーブな精神構造が欠落しているようなのですが・・・・・・とは言っても、異国の地で生きていくためには、地元の人達の厚意や風習を無下にすることも出来ません。
増えすぎた “ 紫御殿 ” にホトホト困り果てていたので、潔く一掃処分するつもりでいたのですが・・・・・・結局、贈り主のタイ人女性の気持ちを慮って、東南の角地に花を咲かせていた 紫御殿 ” だけを残すことにしました。

ベランダの東南の角地で頻繁に花を咲かせる背高の “ 紫御殿 ” だけを残すことにしました。
科 名: ツユクサ科 Commelinaceae
属 名: トラデスカンティア属 Tradescantia
学 名: Tradescantia pallida 'Purpurea' (Setcreasea pallida 'Purpurea')
種 名: T. pallida'Purpurea'
和 名: ムラサキゴテン( 紫御殿 )
別 名: セトクレアセア ( 旧属名 )、パープル・ハート( 紫のハート )
原産地: メキシコ
草 丈: 10~50cm
花 色: 濃桃色
花 径: 2cm
花言葉: 変わらぬ熱愛 、辛抱強い愛情
学名の Tradescantia ( トラデスカンティア ) は、 17世紀のイギリスのチャールズ1世の庭師だった Tradescant さんの名前に因むとありました。