持ち歩く為の小銭用財布ではなく、バンコクの高速道路を走る時に必要な小銭を入れて置くためのミニ・バッグを欲しいと前々から思っていました。
とは言っても、そのために態々買出し行くほど必要に迫られている訳でもなく、そのまま打遣らかしていたのですが、露店市場に来たついでに、適当なミニ・バッグでもあれば買い求めようと思ってブラブラして見ることにしました。
目的も無く露店市場を彷徨うのは決して嫌いではないのですが、買いたい物を見定めるために歩き回るなんてことは、僕の場合は滅多にあることではありません。
先ず最初に目に入ったのは、タイ北部の山岳民族の女性によって丁寧に縫い込まれた布製のバッグです。撮影に使ったカメラがポケット・カメラだったので、手の込んだ作り込みのデザインをクローズ・アップ出来ないのが残念ですが、小さな模様の全てがパッチ・ワークで縫い付けてあるという優れものでした。
チョットばかり買い気にさせらた山岳民族デザインのミニ・バッグでしたが、手に取って見ると、小銭入れとしてはサイズが少し大きく、布製なので手垢で汚れ易そうなこと、そして、何よりも、小銭を素早く取り出し難そうに思えたので、已む無く購入を断念、

タイ北部の山岳民族の女性が心を込めて縫いあげた布製のミニ・バッグ
気を取り直してブラブラ歩きをしていると、少しばかり離れた露店の店先に、小銭入れとして手頃な大きさのミニ・バッグが陳列されているのを発見。
手に取ってみると、決して上物とは思えない皮革の表面には、“ 椰子の傍を歩くアジア象 ”、或いは、“ 野花の蜜を求めて舞う蝶 ” のデザインが彫られているのですが、どれもこれも型押しされたものばかりで、味わいのある手彫りではありません。彩色された皮革の出来具合も、重ね塗りをした深みのある手染めではなく、ローラーでサラリと塗った程度の代物のように見えます。
“ 椰子の傍を歩くアジア象 ” のデザインを細かく観察すると、アジア象の背中の上に乗っている人物の姿形と動作は、明らかに “ インド人の象使い ” です。このミニ・バッグはインド製品なのかも知れません。だとすると、この皮革は牛皮ではないのかも・・・・・・?

インドから輸入されたと思われる(?)皮革のミニ・バッグ
正確な値段は忘れてしまいましたが、山岳民族の女性が丹精を込めて縫いあげた布製のミニ・バッグが180バーツ(約500円)前後。インド製と思われる皮革製のミニ・バッグの値段が100バーツ(約285円)前後だったように思います。品物の品質と商品価値を考慮すると、山岳民族のミニ・バッグの値段はもう少し高値でも良さそうな感じがしないでもありません。
たかだか、高速道路を走る時の小銭を入れて置く車載専用の小銭入れですから、どんな代物でも良さそうなものですが・・・・・・結局、この日は気に入った物がなく、何も買わずに引き揚げてしまいました。
とは言っても、そのために態々買出し行くほど必要に迫られている訳でもなく、そのまま打遣らかしていたのですが、露店市場に来たついでに、適当なミニ・バッグでもあれば買い求めようと思ってブラブラして見ることにしました。
目的も無く露店市場を彷徨うのは決して嫌いではないのですが、買いたい物を見定めるために歩き回るなんてことは、僕の場合は滅多にあることではありません。
先ず最初に目に入ったのは、タイ北部の山岳民族の女性によって丁寧に縫い込まれた布製のバッグです。撮影に使ったカメラがポケット・カメラだったので、手の込んだ作り込みのデザインをクローズ・アップ出来ないのが残念ですが、小さな模様の全てがパッチ・ワークで縫い付けてあるという優れものでした。
チョットばかり買い気にさせらた山岳民族デザインのミニ・バッグでしたが、手に取って見ると、小銭入れとしてはサイズが少し大きく、布製なので手垢で汚れ易そうなこと、そして、何よりも、小銭を素早く取り出し難そうに思えたので、已む無く購入を断念、

タイ北部の山岳民族の女性が心を込めて縫いあげた布製のミニ・バッグ
気を取り直してブラブラ歩きをしていると、少しばかり離れた露店の店先に、小銭入れとして手頃な大きさのミニ・バッグが陳列されているのを発見。
手に取ってみると、決して上物とは思えない皮革の表面には、“ 椰子の傍を歩くアジア象 ”、或いは、“ 野花の蜜を求めて舞う蝶 ” のデザインが彫られているのですが、どれもこれも型押しされたものばかりで、味わいのある手彫りではありません。彩色された皮革の出来具合も、重ね塗りをした深みのある手染めではなく、ローラーでサラリと塗った程度の代物のように見えます。
“ 椰子の傍を歩くアジア象 ” のデザインを細かく観察すると、アジア象の背中の上に乗っている人物の姿形と動作は、明らかに “ インド人の象使い ” です。このミニ・バッグはインド製品なのかも知れません。だとすると、この皮革は牛皮ではないのかも・・・・・・?

インドから輸入されたと思われる(?)皮革のミニ・バッグ
正確な値段は忘れてしまいましたが、山岳民族の女性が丹精を込めて縫いあげた布製のミニ・バッグが180バーツ(約500円)前後。インド製と思われる皮革製のミニ・バッグの値段が100バーツ(約285円)前後だったように思います。品物の品質と商品価値を考慮すると、山岳民族のミニ・バッグの値段はもう少し高値でも良さそうな感じがしないでもありません。
たかだか、高速道路を走る時の小銭を入れて置く車載専用の小銭入れですから、どんな代物でも良さそうなものですが・・・・・・結局、この日は気に入った物がなく、何も買わずに引き揚げてしまいました。