白内障だった左目の手術は順調に終了したのですが、残りの右目の手術が、執刀医のスケジュールの関係で、1ケ月余りも先の9月9日になってしまいました。

そのような訳で、暫くの間、白内障について書くこともないと思いますが、本日は、病院の待合室や診察室で耳にしたり、読んだりした “ 白内障になる要因 ” について、備忘録を兼ねて整理して置きたいと思います。

もちろん、素人の僕が思ったことなので、専門的な見解とは言い難いのですが、自分がまだ若かった頃の反省点も多々ありますので、お若い方の反面教師的な材料としてお役に立てればという一面もあります。

白内障の発生率は、《 60歳代=70%、70歳代=90%、80歳以上=100% 》 なのだそうです。このデータを見る限りでは、年老いた人間の殆どは、“ 加齢性白内障 ” に罹ると言っても過言ではなさそうです。

ところが、最近の傾向として、40歳代~50歳代の中年層にも “ 白内障による視力低下 ” が広がりつつあるのだそうです。一家の大黒柱として働かねばならない時期の “ 白内障 ” は、仕事に大きな影響を与えることになりかねません。


原因としては、糖尿病、紫外線、放射線、赤外線、栄養の偏り、アトピー性皮膚炎、抗精神病薬、網膜剥離などがあるそうですが、最も多い原因は、日々の偏った食生活紫外線の浴び過ぎ長年の喫煙と飲酒・・・だとか。どれもこれも、加齢と言うよりは、寧ろ “ 生活習慣 ” に起因するものばかりです。

僕の経験に照らして見ると・・・・・・
年一回の健康診断で糖尿病の症状を指摘されたことは、未だかって一度もありません。胸、肺、脳の断層撮影で放射線などによる照射は受けていますが、その量たるや微々たるものだと思います。赤外線治療に至っては、今まで一度も経験したことがありません。眼球検査でも異常を指摘されたことは皆無でした。


但し、タイの女医から聞いた話を総合すると、僕の20年以上に渡る海外生活の中で、12年余りも続いた海外単身赴任時代の “ 滅茶苦茶な生活 ” は、僕に大きな悪影響を残したようです。 

僕が犯した愚かな生活を挙げてみると・・・
●休日も含めて毎日のように呑み続けたお酒
●お酒の摘まみ代わりのような食事生活
●一日60本にも及ぶ喫煙
( 咽頭に出来た腫瘍を手術で取り除きました )
●一日4時間前後だった睡眠時間 (疲労困憊して気を喪失したこともありました)
●休みとなれば繰り出した、“ 愛燦々 ” ならぬ、“ 紫外線燦々のゴルフ場 ”

白内障を防ぐと言われている食品・・・大豆玄米ごまうなぎのりいわし野菜いも・・・などを、海外単身赴任時代に意識して採食したことなどなかったように思います。

それどころか、白内障を助長すると言われている “ 古くて安物の油を使用した揚げ物料理 ” とか、“ 古くて非衛生な干物魚 ” などを、酒の摘まみとして好んで食していたことを覚えています。


今になって想い帰せば、正に “ 自殺行為 ” に相応しい “ 愚の骨頂のような生活 ” を懲りもせずに繰り返していました。

白内障に対して失礼な言い方ですが、“ 白内障で納まって良かった ” と、寧ろ、喜ぶべきなのかも知れません。若気の至りとはいえ、滅茶苦茶な生活を過ごしていた自分を、遅ればせながら恥じております。