《 前回BLOGのマンゴの続きです 》

僕が日本に在住していた20年余り前は、高価な舶来果物を買い求める場所といえば、銀座・三越の食品コーナーと相場が決まっていたように思います。

流通改革が進む現在の日本で、高価な輸入マンゴを買い求めるとするならば、皆さんはどのような流通を御利用になるのでしょうか? 百貨店、果物専門店、スーパー・マケット、ネット販売、或いは、タイ・フェスティバルなどのイベント会場なのでしょうか?

タイ・バンコクの僕が住むコンドミニアムの周囲には、裕福なタイ人奥様御用達の高級大型ショッピング・コンプレックスが数軒あり、その店舗内の果物コーナーに立ち寄れば、日本よりも遥かに安価なマンゴを容易に入手することが出来ます。

しかし、我が家がマンゴなどの旬の果物を買い求める場所は、そのような取り澄ました高級店ではなく、チョット自宅から離れてはいますが、サンダル履きの半ズボン姿で気軽に出かけられる “ 果物屋台市場 ” なのです。(下写真)

タイに魅せられてロングステイ
果物屋台で旬のマンゴを売る親子 (娘さんと家内が話こんでいました)

バンコク中心街の高級大型店のように、エアコン設備や洒落たデコレ-ションもなく、華麗な制服を身に纏った女性店員もいませんが、新鮮で安価な値段、そして、豊富な品揃にかけては、何処の高級店よりも遥かに優れています。

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初めて見たマンゴの品種、“ マムアン・マン・クン・スィー ” มะม่วงมันขุนศรีหวานกรอบ 

屋台の上に、今まで見たことのないような長細い形をしたマンゴが山積みされていました。バンコクの高級店では見かけたことのないような品種でしたが、1kg当たりの値段は途轍もなく安価でした。(上写真)

妻 『 このマンゴは何という名前ですか? 』
娘 『 マムアン・マン・クン・スィー・ワーン・クロープだよ 』
母 『 大きくて美しく、甘くてコリコリしたマンゴという意味だよ 』
 

試食させてもらったのですが、名前の如く、甘くて、コリコリしたマンゴでした。(上写真)

タイに魅せられてロングステイ
スーパー・マーケットで見たことのある “ マムアン・キアオ・サウーイ・ワーン・マン ” มะม่วงเขียวเสวยหวานมัน

僕 『 このマンゴは見たことがある! 』(上写真)
娘 『 これは、マムアン・キアオ・サウーイ・ワーン・マン だよ 』
มะม่วงเขียวเสวยหวานมัน

タイ人のマンゴの食べ方には大きく分けて、“ 完熟したマンゴを食べる ” 方法と、“ 未熟なマンゴを食べる ” 方法の二つがあり、このマンゴの品種は、後者の食べ方に向いているマンゴだろうと思います。

次回BLOGでは、この二つの食べ方について触れてみるつもりです。

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初めて見たマンゴの品種、“ マムアン・レーツ・ゲーゲー・ペーツ・リウ・ワーン・マン・プリアオ ”
มะม่วงแรดแก่ ๆ แปดริ้วหวานมันเปรียว


マンゴとはとても思えない、ユニークな形をしたマンゴも並べてありました。(上写真)

僕 『 変な形をしたマンゴだね 』
娘 『 マムアン・レーツ・ゲーゲー・ペーツ・リウ・ワーン・マン・プリアオだよ 』 
มะม่วงแรดแก่ ๆ แปดริ้วหวานมันเปรียว

チャチューンサーオ産のマンゴだと聞いたのですが、長ったらしい名前の意味は忘れてしまいました。娘さんの母親の説明によると、甘さと酸っぱさが程よく交じり合ったマンゴなので、“ ワーン・マン・プリアオ ” หวานมันเปรียว の名前が付いているとのことでした。(上写真)

タイに魅せられてロングステイ
見覚えのある形をしたマンゴ、“ マムアン・ナーム・ドーク・マイ・ジアップ ” น้ำดอกไม้หวานเจี๊ยบ

マムアン・ナーム・ドーク・マイと呼ばれるマンゴは、タイと日本で人気のある品種と聞きますが、その中にも種類があるようです。因みに、上写真のナーム・ドーク・マイには “ 非常に甘い ” を意味する “ ワーン・ジアップ ”หวานเจี๊ยบ という名前が付記されていました。

タイに魅せられてロングステイ
タイと日本で最もポピュラーな色合いをした “ マムアン・ナーム・ドーク・マイ ” น้ำดอกไม้หวาน

タイのマンゴの種類は60種類以上もあるのですから、とてもBLOG上で紹介し切れるものではありませんが、旬の季節ともなると、果物屋台の上に次から次と登場して来る様々なマンゴの品種を眺めていると、嬉しくて幸せな気持ちになってしまいます。

次回BLOGでは、タイで人気の高い “ オヤツとしてのマンゴの食べ方 ” をご紹介するつもりです。