午前9時、早朝から外出していた家内から電話がありました。

妻 『 今から入国管理局に行って!
僕 『 どうしたの、入国管理官に逮捕でもされたの?
妻 『 寝ぼけてるの? 貴方が入国管理局へ行く日なのよ!
僕 『 だから、どうしてなの? 』
妻 『 今日が、貴方の所在地申告の締め切り日なの!
僕 『 エッ! もう90日経ったの?
妻 『 そうなの、一日でも遅れると4000バーツの罰金なの!
僕 『 分かった、直ぐに行くよ
妻 『 言うの忘れててご免ね、直ぐに行ってね


僕と家内は、それぞれ1年間の滞在ビザの更新を繰り返しながら、タイの生活(7年)を続けています。しかし、タイ国内滞在日数が連続90日以上になる場合は、滞在査証許可が1年であっても、90日毎にタイの入国管理局に出向いて “ 所在地の申告 ” をするように法律で義務づけられています。

返信用切手と封筒を入れて90日以上の書類申告をすることも出来るのですが、書類返却に1ケ月前後かかることから、何かと不都合なことも多く、最近は、自ら出向いて申告するようにしているのですが・・・時折、カレンダーに大きく朱書しているにも拘わらず、ウッカリ見過ごしてしまいそうになることがあります。

タイに魅せられてロングステイ
バンコク・スアンプルーの入国管理局の庁舎

申告遅れの罰則は、入国管理局に出頭すれば4000バーツの罰金、空港で発見されれば5000バーツ(約15,000円)の罰金を課せられるようです・・・以前は一日辺り200バーツの罰金だったように思うのですが・・・今回の改訂によって、厳しさを増したのか? 或いは、緩くなったのか?・・・いずれにせよ、過去一度も所在地申告を怠って罰金を払ったことがない僕としては、何が何でも、今日中に申告を完了しなければなりません。 

それにしても、月日の経つのは早いものですね。僕がインド旅行からタイに戻って、もう90日も経過してしまったとは! それなのに、僕のインド紀行のBLOGは、未だに東インドのラージギル辺りを彷徨っているのですから。

急ぎシャワーを浴びて、バンコク・スアンプルーの入国管理局に出向きました。午前10時過ぎだというのに、入国管理局の駐車場は既に満車です。以前、始業時間前に入国管理局に来たことがあるのですが、外国人の姿は疎らだというのに、駐車場の90%前後は既に埋まっていました。いつも思うのですが、駐車している車両の殆どは、入国管理局のスタッフの通勤車のような気がしないでもありません。

止むを得ず、車で5分程度離れた場所にある民間航空局の敷地の外れに車両を駐車。入国管理局へ出向いて申告書を提出しました。待つこと約1時間30分で申告の受領証を入手。手続きそのものは、呆気ないくらいに至極簡単なのです。

貰った受領書を念のためにチェックすると、次回の所在地報告の期限は、2009年5月27日と赤い字で記されていました。ウッカリ忘れを防ぐために、自分のカレンダーに朱書して置きますが、何よりも、家内の頭にインプットして置くことが最善の策のようです。


日本人の中には、1年間の滞在ビザを保有していれば、90日毎の所在地申告をする必要がないと思い込んでいる人が多いのだそうです。僕がバンコクで知り合った小企業の社長夫妻などは、労働許可証とビジネス査証があるから、90日毎の所在地申告の必要はないとするタイ人の総務スタッフの説明を信じ込んでいました。こんな無知蒙昧なタイ人の総務スタッフを右腕としているような日系会社だと・・・これから先が思いやられるというものです。

入国管理局から民間航空局への道中で、“ タイ桜 ” もどきと呼ばれる花が咲き誇っていました。タイの暑季の花は3月から5月にかけて咲き誇りますが、すでにその時期が到来したようです。

次回は、民間航空局の敷地内で見た “ タイ桜 ” もどきの花の写真をアップするつもりです。