《インド旅行の続きです》
いよいよ、ニューデリー駅発18時30分の夜汽車で、東インドのヴァナーラースィへ向かう当日となりました。
中高級商店街のコンノート・プレイスからニューデリー駅への移動は、前日の予行演習の反省を踏まえて(注)、狭い露地をノロノロと走り抜けるリキシャー(輪タク)を諦め、幹線通りを走るオートリキシャー(下写真)を利用することに決定しています。
注:予行演習の記事 ⇒ http://ameblo.jp/hiro-1/day-20081211.html

インドの自動三輪車タクシー(オートリキシャー)
インドのオートリキシャー(上写真)と、タイのサームロー(下写真)の基本的構造は酷似していますが・・・タイ贔屓の僕の目からすると、タイのTuk・Tukの小型軽量、低重心、スッキリした開放感に比べて、インドのオート・リキシャーは、見るからに旧時代的な重量感があって重心も高く、開放感にも欠けているような気がします。

タイ・バンコクの自動三輪タクシー(サームロー สามล้อ)のTuk・Tuk
タイ・バンコクの自動三輪車・Tuk・Tuk(サームロー สามล้อ)は、現国王の肝いりでスタートしたと聞いたような記憶(?)があるのですが・・・庶民の近距離用の足としてバンコクとトンブリ市内を走り回っています。最近は、乗用車タクシーとの料金差が余りないために、お客離れが進んでいると聞きますが、今も尚、スーパーマーケットの買物客の荷物運搬の足としての需要があるようです。
インドでは、人間が足踏みするリキシャー(輪タク)が現役で走っていましたが、タイ国の首都(バンコク地区、トンブリ地区)では、その昔、軍人出身のサリット首相(1908生-1963歿)の時代に、近代化政策の一環として足踏式輪タクの使用禁止令が発布されて以降、足踏み式輪タクは、バンコクの町から姿を消してしまったのだそうです。(下写真)
伝え聞くところによると、インド・デリーでも、現在は足踏み式リキシャー(輪タク)の新規営業免許の発行を停止。自然消滅をさせる政策を採っているのだとか。

近い将来、インドの首都・デリーから姿を消すことになる足踏式リキシャー
インドとタイのオートリキシャー(自動三輪車)の比較をするつもりが、ついつい、人力で足踏みするリキシャー(輪タク)の話に入ってしまいました。話を本筋に戻すことにします。
タイの自動三輪車のTuk・Tukの運転マナーは、タイ贔屓の僕の目から見ても、決して褒められたものではありません。乱暴な蛇行運転をして横転事故を引き起こし、後部座席の白人乗客が血だらけになって喚き騒ぐ姿を何度も見たことがあります。
しかし、インドのオートリキシャーの操縦の荒々しさは、タイのTuk・Tukの乱暴な運転の比ではありません。 その凄まじさは・・・昭和30年代に東京を訪れた外国人が、恐怖の余り異口同音に発した “ 神風タクシー ” をも遥かに凌ぐと断言しても過言ではないと思います。
鳴らしっ放しの警笛! 車線を無視した蛇行運転、左右への急ハンドル! アクセルを思いっきり踏み込んだかと思えば、つんのめるほどの急ブレーキ! 方向指示器もフェンダーミラーもなく、只管、前へ前へと突き進んで行くのですから、生きた心地もしません。
ノロノロ走行の足踏式リキシャー(輪タク)を選択すれば良かったと思えども、“ 後悔先に立たず ”。 運を天に任せるしかありません。 命を的にかけた思いをしながら、どうやらこうやら、ニューデリー駅に到着した頃には、精神的にも、肉体的にも疲労困憊の極致でした。
愈々、初体験のインド鉄道旅行が始まります。18時30分の夜行列車で、758km(12時間)離れた東インドのヴァナーラースィへ旅立つのですが・・・出発前だというのに、身体は既にボロボロ状態です。
次回に続きます。
いよいよ、ニューデリー駅発18時30分の夜汽車で、東インドのヴァナーラースィへ向かう当日となりました。
中高級商店街のコンノート・プレイスからニューデリー駅への移動は、前日の予行演習の反省を踏まえて(注)、狭い露地をノロノロと走り抜けるリキシャー(輪タク)を諦め、幹線通りを走るオートリキシャー(下写真)を利用することに決定しています。
注:予行演習の記事 ⇒ http://ameblo.jp/hiro-1/day-20081211.html

インドの自動三輪車タクシー(オートリキシャー)
インドのオートリキシャー(上写真)と、タイのサームロー(下写真)の基本的構造は酷似していますが・・・タイ贔屓の僕の目からすると、タイのTuk・Tukの小型軽量、低重心、スッキリした開放感に比べて、インドのオート・リキシャーは、見るからに旧時代的な重量感があって重心も高く、開放感にも欠けているような気がします。

タイ・バンコクの自動三輪タクシー(サームロー สามล้อ)のTuk・Tuk
タイ・バンコクの自動三輪車・Tuk・Tuk(サームロー สามล้อ)は、現国王の肝いりでスタートしたと聞いたような記憶(?)があるのですが・・・庶民の近距離用の足としてバンコクとトンブリ市内を走り回っています。最近は、乗用車タクシーとの料金差が余りないために、お客離れが進んでいると聞きますが、今も尚、スーパーマーケットの買物客の荷物運搬の足としての需要があるようです。
インドでは、人間が足踏みするリキシャー(輪タク)が現役で走っていましたが、タイ国の首都(バンコク地区、トンブリ地区)では、その昔、軍人出身のサリット首相(1908生-1963歿)の時代に、近代化政策の一環として足踏式輪タクの使用禁止令が発布されて以降、足踏み式輪タクは、バンコクの町から姿を消してしまったのだそうです。(下写真)
伝え聞くところによると、インド・デリーでも、現在は足踏み式リキシャー(輪タク)の新規営業免許の発行を停止。自然消滅をさせる政策を採っているのだとか。

近い将来、インドの首都・デリーから姿を消すことになる足踏式リキシャー
インドとタイのオートリキシャー(自動三輪車)の比較をするつもりが、ついつい、人力で足踏みするリキシャー(輪タク)の話に入ってしまいました。話を本筋に戻すことにします。
タイの自動三輪車のTuk・Tukの運転マナーは、タイ贔屓の僕の目から見ても、決して褒められたものではありません。乱暴な蛇行運転をして横転事故を引き起こし、後部座席の白人乗客が血だらけになって喚き騒ぐ姿を何度も見たことがあります。
しかし、インドのオートリキシャーの操縦の荒々しさは、タイのTuk・Tukの乱暴な運転の比ではありません。 その凄まじさは・・・昭和30年代に東京を訪れた外国人が、恐怖の余り異口同音に発した “ 神風タクシー ” をも遥かに凌ぐと断言しても過言ではないと思います。
鳴らしっ放しの警笛! 車線を無視した蛇行運転、左右への急ハンドル! アクセルを思いっきり踏み込んだかと思えば、つんのめるほどの急ブレーキ! 方向指示器もフェンダーミラーもなく、只管、前へ前へと突き進んで行くのですから、生きた心地もしません。
ノロノロ走行の足踏式リキシャー(輪タク)を選択すれば良かったと思えども、“ 後悔先に立たず ”。 運を天に任せるしかありません。 命を的にかけた思いをしながら、どうやらこうやら、ニューデリー駅に到着した頃には、精神的にも、肉体的にも疲労困憊の極致でした。
愈々、初体験のインド鉄道旅行が始まります。18時30分の夜行列車で、758km(12時間)離れた東インドのヴァナーラースィへ旅立つのですが・・・出発前だというのに、身体は既にボロボロ状態です。
次回に続きます。