同じコンドミニアムに住んでいるタイ人の女性社長が、会社のパーティの帰りだと言って、我が家に立ち寄りました。片手に何やら大事そうに抱えています。
彼女 『 カ-オニアオ・ナー・クンはお好き? 』ขัาวเหนียวหน้ากุ้ง
僕 『 カ-オニアオ・クンですか? 』
彼女 『 もち米の上に海老をトッピングしてあるから ナー・クンっていうのよ 』
彼女が持参した御菓子入りの箱の上面に走り書きしてある手書きのタイ文字を読むと・・・なるほど、 ขัาวเหนียวหน้ากุ้ง 、つまり、 カ-オニアオ・ナー ・クンと書いてあります。

カ-オニアオ・ナー・クン ขัาวเหนียวหน้ากุ้ง と呼ばれる御菓子
カ-オニアオ ขัาวเหนียว とは “ もち米 ”。クンกุ้ง は、“ 海老 ” を意味するタイ語です。 ナー หน้า は、“ 顔 ”、“ 前 ”、“ 表面 ”、“ 頁 ” を意味する単語ですが、料理のトッピングを表現する言葉としても多用される便利の良い言葉でもあります。
彼女の “ ナー ” の説明を踏まえて、カ-オニアオ・ナー・クンを日本語に直訳すると、“ 糯米の表面に海老をトッピングしたお菓子 ” ということになります。
例えば “ 握り寿司 ” をタイ語流に表現するならば、“ 固めた米の表面に刺身を乗せたもの ” となり、タイ語では、ゴーン(塊)・カーオ(米)・ナー(表面)・プラーディップ(刺身) ก่อนข้าวหน้าบลาดิบ の語順となるわけです。
その他の例で、ナー หน้า を用いた料理を列挙しますと・・・
“ 親 子 丼 ” (直訳)御飯の上に鶏肉と卵をのせたもの カーオ(御飯)・ナー・ガイ(鶏)・レ(&)・カイ(卵)
“ 天 丼 ” (直訳)御飯の上に揚げた海老をのせたもの カーオ(御飯)・ナー・クン(海老)・トート(揚げる)
“ ウナギ丼 ” (直訳)御飯の上にウナギをのせたもの カーオ(御飯)・ナー・プラーライ(ウナギ)
話を本筋のカーオニアオ・ナー・クンのトッピングに戻しましょう。

カーオニアオ・ナー・クンのトッピング材料は?
僕 『 このトッピングは・・・海老ではないですね 』
彼女『 そうよ、マプラーオ(椰子の実)を刻んで、炒めて、色づけしたものよ 』
僕 『 それなのに、どうして、ナー・クン(海老)って言うのですか? 』
彼女『 昔は海老を刻んで炒めたものをトッピングしていたのだけど・・・ 』
彼女の話によると、最近は海老の値段が高騰したために、マプラーオ(椰子の実)を刻んで炒めたものを代用品として利用することが多いそうですが、名前は、今でも、♪昔の名前で出ているのだとか♪。
僕 『 トッピングの中に含まれた緑色のものは何ですか? 』
彼女『 少し辛味をだすために、緑色のバイ・マクルート(コブミカン葉)が入っています 』
僕 『 小さな黒色のものは何ですか? 』
彼女『 プリック・タイですよ 』
その外にも、甘さを加減するために、パクチーの根(香菜の根)やガティアムを刻んだもの(ニンニクの刻み)を加え、更に、茶色の感じを出すために、蜜柑色をしたスィー・ソムを二滴ほど加えているのだとか。

ウコンの根を削って粉末にしたカミン・チャン
僕 『 ところで、もち米の黄色は、自然の何を使用しているのですか? 』
彼女『 カミン・チャン(ウコン)で色づけをしているのよ 』
もち米とウコンを一緒に蒸しあげた後、更に一時間も蓋をしたまま放置して置くと、綺麗な色合いのもち米が出来上がるそうです。一見すると簡単なお菓子に見えますが、かなりの手間隙を要する御菓子のようです。
僕 『 カミン・チャンは薬草ですよね? 』
彼女『 黄色の染料として使われますが、薬草としても有名ですね 』
タイの女性は、カミン・チャン ขมิ้นชัน を顔に塗り、美肌のお手入れとして使うのだそうです。それ以外にも、肝機能強化や大腸癌予防の漢方薬としても効能が高いとのことでした。
実は、彼女から、“ もち米の表面にカスタード風のものをトッピングした御菓子 ” も頂きました。次回はそのお菓子の紹介をしましょう。
彼女 『 カ-オニアオ・ナー・クンはお好き? 』ขัาวเหนียวหน้ากุ้ง
僕 『 カ-オニアオ・クンですか? 』
彼女 『 もち米の上に海老をトッピングしてあるから ナー・クンっていうのよ 』
彼女が持参した御菓子入りの箱の上面に走り書きしてある手書きのタイ文字を読むと・・・なるほど、 ขัาวเหนียวหน้ากุ้ง 、つまり、 カ-オニアオ・ナー ・クンと書いてあります。

カ-オニアオ・ナー・クン ขัาวเหนียวหน้ากุ้ง と呼ばれる御菓子
カ-オニアオ ขัาวเหนียว とは “ もち米 ”。クン
彼女の “ ナー ” の説明を踏まえて、カ-オニアオ・ナー・クンを日本語に直訳すると、“ 糯米の表面に海老をトッピングしたお菓子 ” ということになります。
例えば “ 握り寿司 ” をタイ語流に表現するならば、“ 固めた米の表面に刺身を乗せたもの ” となり、タイ語では、ゴーン(塊)・カーオ(米)・ナー(表面)・プラーディップ(刺身) ก่อนข้าวหน้าบลาดิบ の語順となるわけです。
その他の例で、ナー หน้า を用いた料理を列挙しますと・・・
“ 親 子 丼 ” (直訳)御飯の上に鶏肉と卵をのせたもの カーオ(御飯)・ナー・ガイ(鶏)・レ(&)・カイ(卵)
“ 天 丼 ” (直訳)御飯の上に揚げた海老をのせたもの カーオ(御飯)・ナー・クン(海老)・トート(揚げる)
“ ウナギ丼 ” (直訳)御飯の上にウナギをのせたもの カーオ(御飯)・ナー・プラーライ(ウナギ)
話を本筋のカーオニアオ・ナー・クンのトッピングに戻しましょう。

カーオニアオ・ナー・クンのトッピング材料は?
僕 『 このトッピングは・・・海老ではないですね 』
彼女『 そうよ、マプラーオ(椰子の実)を刻んで、炒めて、色づけしたものよ 』
僕 『 それなのに、どうして、ナー・クン(海老)って言うのですか? 』
彼女『 昔は海老を刻んで炒めたものをトッピングしていたのだけど・・・ 』
彼女の話によると、最近は海老の値段が高騰したために、マプラーオ(椰子の実)を刻んで炒めたものを代用品として利用することが多いそうですが、名前は、今でも、♪昔の名前で出ているのだとか♪。
僕 『 トッピングの中に含まれた緑色のものは何ですか? 』
彼女『 少し辛味をだすために、緑色のバイ・マクルート(コブミカン葉)が入っています 』
僕 『 小さな黒色のものは何ですか? 』
彼女『 プリック・タイですよ 』
その外にも、甘さを加減するために、パクチーの根(香菜の根)やガティアムを刻んだもの(ニンニクの刻み)を加え、更に、茶色の感じを出すために、蜜柑色をしたスィー・ソムを二滴ほど加えているのだとか。

ウコンの根を削って粉末にしたカミン・チャン
僕 『 ところで、もち米の黄色は、自然の何を使用しているのですか? 』
彼女『 カミン・チャン(ウコン)で色づけをしているのよ 』
もち米とウコンを一緒に蒸しあげた後、更に一時間も蓋をしたまま放置して置くと、綺麗な色合いのもち米が出来上がるそうです。一見すると簡単なお菓子に見えますが、かなりの手間隙を要する御菓子のようです。
僕 『 カミン・チャンは薬草ですよね? 』
彼女『 黄色の染料として使われますが、薬草としても有名ですね 』
タイの女性は、カミン・チャン ขมิ้นชัน を顔に塗り、美肌のお手入れとして使うのだそうです。それ以外にも、肝機能強化や大腸癌予防の漢方薬としても効能が高いとのことでした。
実は、彼女から、“ もち米の表面にカスタード風のものをトッピングした御菓子 ” も頂きました。次回はそのお菓子の紹介をしましょう。