《パタヤーの旅の続きです》
パタヤーとサタヒープの間の東方向の内陸部に“ワット・ヤーン・ナ・サン・ワラーラーム”という名の寺院があると聞き、三号線から地方道に入って見ました。平坦な田園風景の中を走る道ですが、未だに道路工事中の箇所が彼方此方に残り、白樺の林もうっすらと埃を被っています。しかし、完成すれば、きっと爽快なドライブ・ウエイになるに違いありません。


左:熱帯の地に不似合いな白樺の林(?)
右:地方道の道路標識
“ヤーン・ナ・サン・ワラーラーム寺院”に続く道に設けられた道路番号標識(上右写真)も地方色に溢れています。標識板の中央に大きく描かれている絵柄は、なんと!今流行のお守り“ヂャット・カーム・ラーマ・テープ”で、肝心の道路番号は、標識の下端に記してありました。
平坦な道を進むと、やがて整備された庭園風の緑地帯(下左写真)に入ります。背高の椰子の幹が赤い実(下右写真)をたわわに付けているのが、遠目にも鮮やかに見えます。


田園地帯に造られた庭園風の美しい緑地帯
更に進むと、垂直に伸びる椰子の幹の向こうに、バンコク周辺では余り見かけない背高の“尖塔”(下左写真)が見えて来ました。まるで、インドの仏教の聖地・ブッダ・ガヤー(釈尊が悟りを得た場所)に聳えるマハー・ボディ寺院にそっくりの佇まいです。
入り口に設えられた看板を見ると、“ワット・ヤーンナ・サン・ワラーラーム・ワ・ラ・マハー・ウイハーン”と書いてあります。“ヤーンナ・サン・ワラーラーム”とは、タイ仏教の僧侶界の長老(法王)の固有名詞だと記憶しています。それに続く“ワ・ラ・マハー・ウイハーン”とは、王室寺院を示すタイ語です。こんな片田舎に王室寺院があったとは!驚き!桃の木!山椒の木!です。



インド仏教の聖地にあるマハー・ボディ寺院にそっくりのプラ・マハー・モーン・ドップ(偉大なる尖塔)
プラ・マハー・モーン・ドップ(偉大な尖塔)の周囲を囲むように庭園が巡らされ、その中に様々な仏教施設が点在しているのですが、その中に、蓮華座のデザインに支えられた白亜のプラ・ボロム・マ・タート・チ゛ェディー(仏陀の遺骨を納めた仏塔)がありました(下左写真)。


白亜の仏塔・プラ・ボロム・マ・タート・チ゛ェディーと椰子の赤い実
そして、その白亜の仏塔(チ゛ェディー)の庭園にも、赤い実(マーク・デーン)が実る椰子の木が幾本も生えていました。タイ仏教(南伝仏教)とマーク・デーン(下右写真)の関係は特に聞いたことがありませんが、“南伝仏教と椰子の赤い実”は、妙にマッチしているような気がしてなりません。


現国王(ラーマ九世)の御両親
夕暮れが迫る庭園内を散策していると、見るからに上品な感じのする老夫婦の銅像(上左写真)がありました。姿形から想像すると、若かりし頃に欧米の教育を受けたであろう王族の人だと容易に想像できます。植え込みの中に立てられた説明板に次のような記述がありました。
อุทยานพระราชานุสาวรีย์
สมเด้จพระบรมราชชนกและสมเด้จพระบรมราชชนนี
พ.ศ.๒๕๔๒
ีutthayaan phra raacha nusaawarii somdet phra boromma raaacha chanok le somdet phra boromma raaacha chonnanii pho.so. 2542
(現国王の)偉大なる父君と(現国王の)母君の両殿下を記念する庭園 西暦1999年
この場所は、現国王(ラーマ九世)の今は亡き両親を記念する庭園を備えた王室寺院でした。近い将来、崖に彫り込まれた高さ109mの仏陀絵と共に、タイ人の心を掴んで離さない新名所になるに違いありません。
因みに、現国王の母君は、約80年前に、ラーマ五世の王子だった現国王の父君に嫁がれた平民出身(看護師)の方でした。日本の美智子妃殿下も平民出身ですが、タイの王室はそれよりも古い時代に、平民の血を受け入れていたのですね。
パタヤーとサタヒープの間の東方向の内陸部に“ワット・ヤーン・ナ・サン・ワラーラーム”という名の寺院があると聞き、三号線から地方道に入って見ました。平坦な田園風景の中を走る道ですが、未だに道路工事中の箇所が彼方此方に残り、白樺の林もうっすらと埃を被っています。しかし、完成すれば、きっと爽快なドライブ・ウエイになるに違いありません。


左:熱帯の地に不似合いな白樺の林(?)
右:地方道の道路標識
“ヤーン・ナ・サン・ワラーラーム寺院”に続く道に設けられた道路番号標識(上右写真)も地方色に溢れています。標識板の中央に大きく描かれている絵柄は、なんと!今流行のお守り“ヂャット・カーム・ラーマ・テープ”で、肝心の道路番号は、標識の下端に記してありました。
平坦な道を進むと、やがて整備された庭園風の緑地帯(下左写真)に入ります。背高の椰子の幹が赤い実(下右写真)をたわわに付けているのが、遠目にも鮮やかに見えます。


田園地帯に造られた庭園風の美しい緑地帯
更に進むと、垂直に伸びる椰子の幹の向こうに、バンコク周辺では余り見かけない背高の“尖塔”(下左写真)が見えて来ました。まるで、インドの仏教の聖地・ブッダ・ガヤー(釈尊が悟りを得た場所)に聳えるマハー・ボディ寺院にそっくりの佇まいです。
入り口に設えられた看板を見ると、“ワット・ヤーンナ・サン・ワラーラーム・ワ・ラ・マハー・ウイハーン”と書いてあります。“ヤーンナ・サン・ワラーラーム”とは、タイ仏教の僧侶界の長老(法王)の固有名詞だと記憶しています。それに続く“ワ・ラ・マハー・ウイハーン”とは、王室寺院を示すタイ語です。こんな片田舎に王室寺院があったとは!驚き!桃の木!山椒の木!です。



インド仏教の聖地にあるマハー・ボディ寺院にそっくりのプラ・マハー・モーン・ドップ(偉大なる尖塔)
プラ・マハー・モーン・ドップ(偉大な尖塔)の周囲を囲むように庭園が巡らされ、その中に様々な仏教施設が点在しているのですが、その中に、蓮華座のデザインに支えられた白亜のプラ・ボロム・マ・タート・チ゛ェディー(仏陀の遺骨を納めた仏塔)がありました(下左写真)。


白亜の仏塔・プラ・ボロム・マ・タート・チ゛ェディーと椰子の赤い実
そして、その白亜の仏塔(チ゛ェディー)の庭園にも、赤い実(マーク・デーン)が実る椰子の木が幾本も生えていました。タイ仏教(南伝仏教)とマーク・デーン(下右写真)の関係は特に聞いたことがありませんが、“南伝仏教と椰子の赤い実”は、妙にマッチしているような気がしてなりません。


現国王(ラーマ九世)の御両親
夕暮れが迫る庭園内を散策していると、見るからに上品な感じのする老夫婦の銅像(上左写真)がありました。姿形から想像すると、若かりし頃に欧米の教育を受けたであろう王族の人だと容易に想像できます。植え込みの中に立てられた説明板に次のような記述がありました。
อุทยานพระราชานุสาวรีย์
สมเด้จพระบรมราชชนกและสมเด้จพระบรมราชชนนี
พ.ศ.๒๕๔๒
ีutthayaan phra raacha nusaawarii somdet phra boromma raaacha chanok le somdet phra boromma raaacha chonnanii pho.so. 2542
(現国王の)偉大なる父君と(現国王の)母君の両殿下を記念する庭園 西暦1999年
この場所は、現国王(ラーマ九世)の今は亡き両親を記念する庭園を備えた王室寺院でした。近い将来、崖に彫り込まれた高さ109mの仏陀絵と共に、タイ人の心を掴んで離さない新名所になるに違いありません。
因みに、現国王の母君は、約80年前に、ラーマ五世の王子だった現国王の父君に嫁がれた平民出身(看護師)の方でした。日本の美智子妃殿下も平民出身ですが、タイの王室はそれよりも古い時代に、平民の血を受け入れていたのですね。