英語で真理の聖域 The Sanctuary of Truth と呼ばれているプラーサート・マイ・サッジャタム ปราสาทไม้สัจธรรม の堂内への出入り口は、普通の人ならば、事前説明が無くとも、下写真の右端の出入り口を使うのだそうですが・・・・根っから臍がひん曲がっているのでしょうか、この時の僕は、下写真の左端の裏口のような階段から堂内に入ってしまいました。

タイに魅せられてロングステイ
プラーサート・マイ・サッジャタム ปราสาทไม้สัจธรรม (真理の木造城郭)の全景

通常の見学コースは、高台寄りの通路から上写真右側の出入り口へ進むのだそうですが、木造神殿の堂内に入る前に、外観を見て置きたいと思った僕は、海岸の砂丘方向へと進んでしまい、結果として、最寄りの上写真左端の裏木戸から入場してしまったと言うわけです。

タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ
神殿左端の四面顔に支えられた木造の尖塔   尖塔の隣の神殿内へ上る裏木戸に相当する階段

浮世離れしたような木造階段を上って神殿内へ足を踏み入れると、木柱で高く組み上げた吹き抜け天井の下に、一面板張りの大広間が拡がっています。
  
タイに魅せられてロングステイ
高く組み上げられた吹き抜けの中央広間

天井を見上げると、これまた全て木彫で彩られた円形の天上模様が嵌めこまれています。

タイに魅せられてロングステイ
全て木彫で彩られた天井模様

中央広間の一角に、奇妙なデザインの天井と神の間のようなものがあります。これが一体何なのか? ガイドのタイ語説明を聞いてもチンプンカンプンでした。予備知識の無い宗教的な話を解釈するのは至難の業ですが・・・・側にいた若いタイ人に質問しても、『 難しくてわかんない 』とのことでした。

タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ
神殿内の最も大事な聖域・・・・なのだろうと思いますが・・・良く分かりません。

大広間を中心にして、ちょうど十字マークのように、東西南北に四つの小広間が配置されています。それぞれの小広間に吹き抜けの高い天井があり、見事な彫刻が施されています。

タイに魅せられてロングステイ
小広間の天井の木彫模様

大広間や四つの小広間の内壁、大柱、板張りの床などの至る所に、立体の木造彫刻が所狭しとばかり置かれたり、嵌めこまれています。 その中には、思わずたニヤニヤしてしまうような奇妙奇天烈な彫像も幾つかありました。

そんな彫像の中から、チョットばかり悩ましい造形美をピック・アップして見ましょう。

タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ

神殿内で愛の抱擁をする天使もいれば、恋する人魚の天使(?)もいます。

タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ

やり手婆ならぬやりて天使に化けた悪魔? 悩殺ポーズで挑発する凄腕の女性悪魔?

タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ

真摯に修行に勤しむ釈迦牟尼をおちょくる女神に化けた悪魔でしょうか?

タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ

お風呂(?)で語り合う男性天使と女性天使でしょうか?

なんとも悩ましい女性像のオン・パレードになってしまいましたが、次回のブログでは、内壁に飾られていた木造彫刻を、少し真面目に御紹介したいと思います。