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2007年5月20日のブログ文章の崩壊があまりに酷く、挿入した写真も消失していました。
部分的な修理による復元作業を心掛けているのですが・・・当時のメモを拾い読みしながら、殆どゼロの状態からの復元と相成ってしまいました。 従って、2007年5月20日のブログ記事を廃却して、改版として、再掲載することにしました。
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『 女性が三人寄れば姦しい 』と言いますが、タイ人男性が三人寄れば、『 お守り 』の話題で大いに盛り上がると言っても過言ではありません。

兎にも角にも、タイの男性は、自分の首にぶら下げている『 お守り 』を見せびらかしたり、
『 お守りの専門誌 』で個々の『 お守りの歴史的効験 』とか、『 お守りの相場 』についての情報を交換するのが大好きなのです。


タイに魅せられてロングステイ タイに魅せられてロングステイ
新登場のチ゛ャット・カームの宣伝

携帯電話の売り場で一人のタイ人男性と知り合いました。彼の首周りには、伝統的な『 プラ・クルアン 』、流行の『 チ゛ャット・カーム 』、そして手堅い人気を維持している『 タ・クルット 』の三つがセットになった霊験あらたかなお守りがぶら下がっています。

最も人気を博しているお守りは、伝統的な『 プラ・クルアン พระเครีอง 』と新登場の『 チ゛ャット・カーム จตุคาม 』なのですが、この二つについての話題は、後日に譲ることとし・・・・今日の話題は、隠れたヒット商品と言われている男性用の『 タ・クルット 』( ตะกรุค )です。

タイに魅せられてロングステイ
見るからに高価そうな『 チ゛ャット・カーム 』を胸元にぶら下げていた若者

僕 『 高価そうなお守りですね? 』
彼 『 ウン! 高かったヨ! 』
僕 『 見せて戴けますか? 』
彼 『 喜んで! 』


タイに魅せられてロングステイ
胸元から外して見せてくれた チ゛ャット・カーム & プラ・クルアン & タ・クルット。

彼は自分の首から『 お守り 』を取り外して、僕の目前に丁寧に置きながら、何かを呟きながら、お守りに深い深い合掌をしました。

タイに魅せられてロングステイ
男性のお気に入りセットは、プラ・クルアン(上方)、タ・クルット(左右中程)、チ゛ャット・カーム(下方)

彼 『 プラ・クルアン、チ゛ャット・カーム、タ・クルットの3セットだよ! 』
僕 『 タ・クルットって何ですか? 』
彼 『 霊験あらたかなお守りだヨ! 』


タ・クルットとは、軽金属片を巻いて作った長さ3cm程度の小さい筒型の中に、何かが入っている小さなお守りです。 彼の説明によると、この筒型の中には、僧侶が自らの手で呪文を吹き込んだ、① ヒンドゥー教の聖樹の葉、② 虎の皮膚、或いは、③ 呪文を掘り込んだ金や銀の薄板などが入れられているのだそうです。

  ①:タ・クルット・バイ・ラーン ตะกรุดใบลาน = ヒンドゥーの聖樹の入ったお守り
  ②:タ・クルット・ピィウ・ナン・スア ตะกรุดผิวหนังเสือ = 虎の皮の入ったお守り
  ③:タ・クルット・サーリーガー ตะกรุดสาลิกา = 金、銀の薄い板の入ったお守り


円筒形の中に入れられた材料によって、霊験あらたかな分野が異なると言うのですが・・・・・何れにしても、呪文を吹き込む製作者の僧侶の知名度によって効験の程度も、値段も大きく異なるのだそうです。

因みに、彼が現在保持しているタ・クルットは『 虎の皮膚 』(タクルット・ピィウ・ナン・スア)だとのこと。このお守りは、男としての『 権威・誇り 』を守ってくれる効験があるのだそうです。

タ・クルット ตะกรุด =円筒形のお守り、ピィウ・ナン ผิวหนัง =皮膚、スア เสือ =虎

タイに魅せられてロングステイ
彼が保有する虎の皮膚の入ったお守り、タ・クルット・ピィウ・ナン・スア ตะกรุดผิวหนังเสือ

楚策では『 虎の威を借る狐 』とありますが・・・大丈夫なのでしょうか? 
でも・・・韓非子では『 虎に翼 』とありますから・・・良しとしますか?


僕 『“虎の皮”の値段を聞いても良いですか? 』
彼 『 2万バーツだヨ! 』 (≒7万円)

タイの民間企業の部長に近い課長クラスの1ケ月分の給料に相当するお守りです。プラ・クルアン、チ゛ャット・カーム、タ・クルットの3セットを含めると、恐らく6万バーツ(≒20万円)以上はすると思います。

彼の説明は続きます。
彼 『 昔は、タ・クルット・サーリーガーを持っていたんだ 』
僕 『 タ・クルット・サーリーガーの効験は何ですか? 』
彼 『 これを口に含んで女性を口説くと効果てきめんだヨ! 』
僕 『 本当に? 』>
彼 『 本当だヨ! 僕は日本の女性と結婚できたんだよ!』
僕 『 エッツ!? 』
彼 『 もう離婚したけどネ! 』


彼は『 ムァイ・タイ 』(タイ式ボクシング)の選手時代に、念願かなって、福岡出身の女性と結婚したそうですが、現役を退いてから離婚したのだそうです。

僕なりに解釈すれば、『 お守りの効果が無かったから離婚したのでは? 』と思うのですが、彼の理解は、『 霊験あらたかだったから日本の女性と結婚できた 』というのです。

『 ウーン!? 物事は考えようですネ 。信じる人こそ救われるってことでしょうか? 』