嘘なのか?本当なのか? 聞くところによれば、世界の三大スープは鱶鰭(フカヒレ)スープ、ブイヤベース、そして、タイの『 トム・ヤム・クン 』なのだそうです。
三大スープの顔ぶれを見ると、『 トム・ヤム・クン ต้มยำกุ้ง 』も高級料理のように思えてしまいますが、タイでは誰もが食する日常的なスープです。
注:トム ต้ม = 煮込む、ヤム ยำ = 和える、 クン กุ้ง = 海老)

大衆食堂で出される本場のトム・ヤム・クン、見るからに辛そう!でも美味しいそう!
タイのハイソーは、高級レストランで高価な陶器に盛られた『 トム・ヤム・クン 』を食し、庶民は、屋台や食堂で安物のアルミ鍋で作られた『 トム・ヤム・クン 』を食します。
独身者は、インスタントの『 トム・ヤム・クン 』に御湯を注いで空腹を満たします。
連れ合いが日本に帰国中のため、僕は一人住まいを強いられているのですが、昨日は、スーパー・マーケットに出向いてインスタントのトム・ヤム・クンを一週間分購入しました。 商標名は、日清のカップ・ヌードルですが、味付けは日本式ではなく、タイ風の辛味です。
1カップの値段は、11バーツ ≒ ¥40。 味はレストランのトム・ヤム・クン味 には及びませんが、それでも結構行ける味なのです。タイ人の間でも好評だと聞きました。

ニッシン・トム・ヤム・クンのカップ・ヌードル(上蓋)
絵柄には、『 ニッシン、カップ・ヌードン、トム・ヤム・クンの味覚、一分で美味しく出来る 』というタイ語の宣伝文句が踊っています。タイ語は、『 L 』を『 N 』と発音するので、ヌードルの発音が『 ヌードン 』となります。

横面から見た図柄(英語表記もあり)
タイに遊びに来ことのある連れ合いの母親(現在80歳)は、独特の酸味と辛さを併せ持つ
『 トム・ヤム・クン 』の虜になり、『タイのお土産はインスタントのトム・ヤム・クンをお願い!』と今でものたまいます。
連れ合いが心配して、『 袋に入った辛子は 1/3 だけよ! 全部入れては駄目ヨ!心臓が爆発して死んじゃうヨ! 気を付けてネ! 』といつも電話でクドクドと注意しているのですが、義母は馬耳東風、タイの酸味と辛味を心ゆくまで楽しんでいるようです。
僕の連れ合いは、『 男子厨房に入るを許さず 』のタイプです。僕は料理の作り方など殆ど知らない駄目男なので、家内の方針を良いことにして、厨房からいつも遠ざかっているのですが・・・
そんな僕に、『 トム・ヤム・クンの作り方を教えて 』と言う奇特な日本の女性がいます。そんな時は、タイ語の基礎会話の教室で教わった『 トム・ヤム・クンの作り方 』を丸投げで説明することにしているのですが・・・・
日本女性が僕に語りかけます。
『 この店のトム・ヤム・クンは凄く美味しいですネ!』 ต้มยำกุ้งที่นี่อร่อยจริง ๆ เลยนะคะ
tomyamkung thii nii aroi cing-cing luui na khaa
『 酸味も、辛味も、程よく味が出ているわ!』 รสจัดดีทั้งเปรี้ยวทั้งเผ็ด
Rot jat dii tjaang priao thang phet
『 トム・ヤム・クンはどのようにして作るのですか?』 ต้มยำกุ้งนี่ทำยังไงคะ
tomyamkung nii tham yanggai kaha
僕は、教科書で教わった通りに丸投げ回答します。
『 とっても簡単ですヨ! 』 ง่ายมากครับ gaai maak khrap
『 水を火にかけて沸騰したら、キノコ、タクライとマクルートの葉を入れます。
เอาน้ำตั้งไฟ พอเดืวดแล้ว ใส่เห็ด ตะไคร้ ใบมะกรูด
ao naam tang fai phoo duat leeo sai het takhrai baimakruut
『 一度沸騰したら海老を入れ、海老に火が通ったら、火から下ろして鉢によそいます 』
พอเดื้อดอีกครั้งก็ใส่กุ้งครับ พอกุ้งสุกก็ยกลงตักใส่ชาม
phoo duat iik khrang ko sai kung khrap phoo kung suk koo yok long tak sai chaam
『 焼き唐辛子を少し溶かし、マナオ汁と軽く潰したプリック・キー・ヌーとナム・プラーで
味を付けてから、パクチー(香草)を振りかけます 』
เอาน้ำพริกเผาละลายนิดหน่อย ปรุงรสดัวยมะนาว พริกขี้หนูบุบ น้ำปลาและโรยพักชีครับ
ao nam phrikphao lalaai nid nooi prung rot duai manaao phrik khii nuu bup namplaa le
rooi phachii khrap
この程度の説明でお分かり頂ける訳が無いですよネ。
従って、最近は、トム・ヤム・クン味のインスタントのカップ・ヌードルをお土産としてプレゼントしているのですが、これが此の上なく好評なのです。
酸味・辛味・甘味をも合わせ持った摩訶不思議な味を創作したタイ人に拍手をおくりたいと思います。
三大スープの顔ぶれを見ると、『 トム・ヤム・クン ต้มยำกุ้ง 』も高級料理のように思えてしまいますが、タイでは誰もが食する日常的なスープです。
注:トム ต้ม = 煮込む、ヤム ยำ = 和える、 クン กุ้ง = 海老)

大衆食堂で出される本場のトム・ヤム・クン、見るからに辛そう!でも美味しいそう!
タイのハイソーは、高級レストランで高価な陶器に盛られた『 トム・ヤム・クン 』を食し、庶民は、屋台や食堂で安物のアルミ鍋で作られた『 トム・ヤム・クン 』を食します。
独身者は、インスタントの『 トム・ヤム・クン 』に御湯を注いで空腹を満たします。
連れ合いが日本に帰国中のため、僕は一人住まいを強いられているのですが、昨日は、スーパー・マーケットに出向いてインスタントのトム・ヤム・クンを一週間分購入しました。 商標名は、日清のカップ・ヌードルですが、味付けは日本式ではなく、タイ風の辛味です。
1カップの値段は、11バーツ ≒ ¥40。 味はレストランのトム・ヤム・クン味 には及びませんが、それでも結構行ける味なのです。タイ人の間でも好評だと聞きました。

ニッシン・トム・ヤム・クンのカップ・ヌードル(上蓋)
絵柄には、『 ニッシン、カップ・ヌードン、トム・ヤム・クンの味覚、一分で美味しく出来る 』というタイ語の宣伝文句が踊っています。タイ語は、『 L 』を『 N 』と発音するので、ヌードルの発音が『 ヌードン 』となります。

横面から見た図柄(英語表記もあり)
タイに遊びに来ことのある連れ合いの母親(現在80歳)は、独特の酸味と辛さを併せ持つ
『 トム・ヤム・クン 』の虜になり、『タイのお土産はインスタントのトム・ヤム・クンをお願い!』と今でものたまいます。
連れ合いが心配して、『 袋に入った辛子は 1/3 だけよ! 全部入れては駄目ヨ!心臓が爆発して死んじゃうヨ! 気を付けてネ! 』といつも電話でクドクドと注意しているのですが、義母は馬耳東風、タイの酸味と辛味を心ゆくまで楽しんでいるようです。
僕の連れ合いは、『 男子厨房に入るを許さず 』のタイプです。僕は料理の作り方など殆ど知らない駄目男なので、家内の方針を良いことにして、厨房からいつも遠ざかっているのですが・・・
そんな僕に、『 トム・ヤム・クンの作り方を教えて 』と言う奇特な日本の女性がいます。そんな時は、タイ語の基礎会話の教室で教わった『 トム・ヤム・クンの作り方 』を丸投げで説明することにしているのですが・・・・
日本女性が僕に語りかけます。
『 この店のトム・ヤム・クンは凄く美味しいですネ!』 ต้มยำกุ้งที่นี่อร่อยจริง ๆ เลยนะคะ
tomyamkung thii nii aroi cing-cing luui na khaa
『 酸味も、辛味も、程よく味が出ているわ!』 รสจัดดีทั้งเปรี้ยวทั้งเผ็ด
Rot jat dii tjaang priao thang phet
『 トム・ヤム・クンはどのようにして作るのですか?』 ต้มยำกุ้งนี่ทำยังไงคะ
tomyamkung nii tham yanggai kaha
僕は、教科書で教わった通りに丸投げ回答します。
『 とっても簡単ですヨ! 』 ง่ายมากครับ gaai maak khrap
『 水を火にかけて沸騰したら、キノコ、タクライとマクルートの葉を入れます。
เอาน้ำตั้งไฟ พอเดืวดแล้ว ใส่เห็ด ตะไคร้ ใบมะกรูด
ao naam tang fai phoo duat leeo sai het takhrai baimakruut
『 一度沸騰したら海老を入れ、海老に火が通ったら、火から下ろして鉢によそいます 』
พอเดื้อดอีกครั้งก็ใส่กุ้งครับ พอกุ้งสุกก็ยกลงตักใส่ชาม
phoo duat iik khrang ko sai kung khrap phoo kung suk koo yok long tak sai chaam
『 焼き唐辛子を少し溶かし、マナオ汁と軽く潰したプリック・キー・ヌーとナム・プラーで
味を付けてから、パクチー(香草)を振りかけます 』
เอาน้ำพริกเผาละลายนิดหน่อย ปรุงรสดัวยมะนาว พริกขี้หนูบุบ น้ำปลาและโรยพักชีครับ
ao nam phrikphao lalaai nid nooi prung rot duai manaao phrik khii nuu bup namplaa le
rooi phachii khrap
この程度の説明でお分かり頂ける訳が無いですよネ。
従って、最近は、トム・ヤム・クン味のインスタントのカップ・ヌードルをお土産としてプレゼントしているのですが、これが此の上なく好評なのです。
酸味・辛味・甘味をも合わせ持った摩訶不思議な味を創作したタイ人に拍手をおくりたいと思います。