所用で日本に一時帰国中ですので、撮り溜めた写真中心の記事を予約投稿します。
バンコク・オンヌット通りのソイ35にラオス人が建てたと言われる仏教寺院のワット・パーク・ボー วัดปากบ่อ があります。本堂は生憎と工事中なので、遠くから外見を見ただけなのですが、タイに住むラオス人の意気込みが充分に表れた豪華な本堂でした。

工事中だったワット・パーク・ボー วัดปากบ่อ の本堂
本堂の窓と窓の間の壁に、トン・ポー ต้นโพ (インド菩提樹)の前で悟りを啓かれた仏陀の絵が描かれています。 いままで多くの寺院を見て来ましたが、本堂の外壁に釈迦牟礼尼の姿が描かれているのを見るのは初めての経験です。

外側の壁に描かれていた釈迦牟尼仏
仮本堂の休憩室の入り口にも、門番役の鬼(ヤック ยักษ์ )の絵姿がありました。ワット・ポーなどの寺院では、石造の恐ろしげな大きいヤック(鬼)が仁王立ちしていますが、此の寺院では、金色に描かれた秀麗なヤック(鬼)が恭しく迎えてくれます。

金色の線で描かれた秀麗なヤック(鬼)
この絵の右手奥に進むと、誰でも自由に休憩することが出来る大きな一枚板の椅子が設えてあります。椅子に腰を下ろして内壁上部を見上げると、釈迦牟尼の布教活動を描いた何枚もの絵が掲げられています。
『 初転法輪 』の絵がありました。
聖木のトン・ポー ต้นโพธิ์ の前に座られた釈迦牟尼が、外道や邪道を破砕して得た真理を、初めて説法する頃の様子を表現した絵だと思います。

『 初転法輪 』 ( テー・サ・ナー・タム เทศนาธรรมจักร )を描いた絵
『 三界開示 』の絵もありました。
誰から聞いたのか忘れてしまいましたが、釈迦牟尼が、天界、人界、地獄界のそれぞれの衆生に、三界の様子を見せたと言う故事を表した絵だと思います。
釈迦牟尼の後方が天界、手前の赤い炎の部分ガ地獄界、釈迦牟尼のお座りになっている部分が人界だろうと思われます。

『 三界開示 』 ( パゥート・ローク เปิดโลก ) を描いた絵
『 パリーライ森の象と猿 』の絵もありました。
パリーライ森で単身修行中の御釈迦様に、象が竹筒に入った水を、猿が蜂の巣を献上している絵です。このシーンは、水曜日の夜の守り本尊仏なので、水曜日の夜に生まれた人にとっては価値ある姿形の絵ですね。

『 パリーライ森の象と猿 』( ปางปลิไรยก์ )を描いた絵
『 天界の御釈牟尼 』の絵もありました。
この絵の正確な意味合いは良く分かりませんが、地上だけではなく、天界の人々にも教え広める釈迦牟尼の遊行活動を絵にしたものでしょうか?それとも、人界で悩みぬいた釈迦牟尼が、母親の住む天界に一時的に逃れた(?)時の絵なのでしょうか?

『 天界の御釈牟尼 』の絵
ラオス様式の寺院だと承知して訪ねたのですが、この寺院の一大特徴は、ラオス様式の建築というよりも、寧ろ、仮本堂の壁に掲げられている仏陀の絵の数々だと思います。
仏教的な絵は全く門外漢の僕ですが、この寺院の絵は、なんだか紙芝居の絵を見るような雰囲気があって、眺めているだけで筋立てが何となく分かるような気持ちになるから不思議です。
タイ北部ラムプーン県のハリプンチャイ寺院で、本堂の軒下に掲げられた仏陀の行動する絵を見たことがありますが、それと肩を並べるような絵が並んでいます。
この寺院に併設している小学校の屋根の派風にも驚かされました。
写真が小さいので細部を見ていただく事ができませんが、仏教寺院に負けずとも劣らない立派な派風装飾です。一階のガラス・ウインドーの中には、四体の金色の仏陀像が鎮座ましましています。これほど仏教的な装飾を持つた小学校を今まで見たことがありません。

寺院併設の小学校
教師、両親、そして児童の殆どが、物心が付くか付かない内から、このような仏教的教育環境の中<で学び、その教えを受け継いでいるのですね。国民の95%以上が敬虔な仏教徒のタイですが、このような学校を見ると納得させられてしまいます。
信ずる心を殆ど失って、今や葬式仏教徒に成り果てた己のことを思うと侘しくなります。
バンコク・オンヌット通りのソイ35にラオス人が建てたと言われる仏教寺院のワット・パーク・ボー วัดปากบ่อ があります。本堂は生憎と工事中なので、遠くから外見を見ただけなのですが、タイに住むラオス人の意気込みが充分に表れた豪華な本堂でした。

工事中だったワット・パーク・ボー วัดปากบ่อ の本堂
本堂の窓と窓の間の壁に、トン・ポー ต้นโพ (インド菩提樹)の前で悟りを啓かれた仏陀の絵が描かれています。 いままで多くの寺院を見て来ましたが、本堂の外壁に釈迦牟礼尼の姿が描かれているのを見るのは初めての経験です。

外側の壁に描かれていた釈迦牟尼仏
仮本堂の休憩室の入り口にも、門番役の鬼(ヤック ยักษ์ )の絵姿がありました。ワット・ポーなどの寺院では、石造の恐ろしげな大きいヤック(鬼)が仁王立ちしていますが、此の寺院では、金色に描かれた秀麗なヤック(鬼)が恭しく迎えてくれます。

金色の線で描かれた秀麗なヤック(鬼)
この絵の右手奥に進むと、誰でも自由に休憩することが出来る大きな一枚板の椅子が設えてあります。椅子に腰を下ろして内壁上部を見上げると、釈迦牟尼の布教活動を描いた何枚もの絵が掲げられています。
『 初転法輪 』の絵がありました。
聖木のトン・ポー ต้นโพธิ์ の前に座られた釈迦牟尼が、外道や邪道を破砕して得た真理を、初めて説法する頃の様子を表現した絵だと思います。

『 初転法輪 』 ( テー・サ・ナー・タム เทศนาธรรมจักร )を描いた絵
『 三界開示 』の絵もありました。
誰から聞いたのか忘れてしまいましたが、釈迦牟尼が、天界、人界、地獄界のそれぞれの衆生に、三界の様子を見せたと言う故事を表した絵だと思います。
釈迦牟尼の後方が天界、手前の赤い炎の部分ガ地獄界、釈迦牟尼のお座りになっている部分が人界だろうと思われます。

『 三界開示 』 ( パゥート・ローク เปิดโลก ) を描いた絵
『 パリーライ森の象と猿 』の絵もありました。
パリーライ森で単身修行中の御釈迦様に、象が竹筒に入った水を、猿が蜂の巣を献上している絵です。このシーンは、水曜日の夜の守り本尊仏なので、水曜日の夜に生まれた人にとっては価値ある姿形の絵ですね。

『 パリーライ森の象と猿 』( ปางปลิไรยก์ )を描いた絵
『 天界の御釈牟尼 』の絵もありました。
この絵の正確な意味合いは良く分かりませんが、地上だけではなく、天界の人々にも教え広める釈迦牟尼の遊行活動を絵にしたものでしょうか?それとも、人界で悩みぬいた釈迦牟尼が、母親の住む天界に一時的に逃れた(?)時の絵なのでしょうか?

『 天界の御釈牟尼 』の絵
ラオス様式の寺院だと承知して訪ねたのですが、この寺院の一大特徴は、ラオス様式の建築というよりも、寧ろ、仮本堂の壁に掲げられている仏陀の絵の数々だと思います。
仏教的な絵は全く門外漢の僕ですが、この寺院の絵は、なんだか紙芝居の絵を見るような雰囲気があって、眺めているだけで筋立てが何となく分かるような気持ちになるから不思議です。
タイ北部ラムプーン県のハリプンチャイ寺院で、本堂の軒下に掲げられた仏陀の行動する絵を見たことがありますが、それと肩を並べるような絵が並んでいます。
この寺院に併設している小学校の屋根の派風にも驚かされました。
写真が小さいので細部を見ていただく事ができませんが、仏教寺院に負けずとも劣らない立派な派風装飾です。一階のガラス・ウインドーの中には、四体の金色の仏陀像が鎮座ましましています。これほど仏教的な装飾を持つた小学校を今まで見たことがありません。

寺院併設の小学校
教師、両親、そして児童の殆どが、物心が付くか付かない内から、このような仏教的教育環境の中<で学び、その教えを受け継いでいるのですね。国民の95%以上が敬虔な仏教徒のタイですが、このような学校を見ると納得させられてしまいます。
信ずる心を殆ど失って、今や葬式仏教徒に成り果てた己のことを思うと侘しくなります。