来月初旬のイタリア旅行の航空券を購入するために旅行代理店に出向きました。

イタリア旅行といっても、豪勢なツアー旅行ではありません。イタリア版新幹線を使ってローマ⇒ 中央 ⇒ 北部 ⇒ 南部 ⇒ ローマを移動する気儘で自由な旅ですので、バンコクとローマの往復航空券さえあれば良いのです。

僕 『 アリタリア航空の往復券をお願いします
店 『 バンコク発のアリタリア航空はありません
僕 『 時刻表に載っていますよ?
店 『 それは、アリタリアと某国の航空会社の共同運航です
僕 『 それでOKですヨ
店 『 大丈夫ですか?
僕 『 何が・・・?
店 『 機体は事故が多い某航空会社のものですが・・・

それにしても、タイの旅行代理店の営業トークって変わっているなと思いつつ、営業マン氏の説明に耳を傾けると・・・・・

日本人の年配者は、某航空会社の連続事故をいまだに記憶している人が多く、この会社の飛行機を嫌う傾向が強いので、前以て再確認することにしていると言うのです。

やっと思い当たりました。随分と昔の話ですが、福岡で一回、名古屋で一回、某国で二回、都合四回の航空事故を起こしたことがあったのです。そして、なんと、某国で起きた事故の時に、目の前の営業マン氏も乗り合わせていて、九死に一生を得たというのです。

その気持ちも解らないではありませんが、そんなことを気にしていたら限がありません。それに飛行機事故の確率よりも、バンコクの街中を運転したり、道路を横断する方が何十倍も危険なのですから。

僕は、昔から、海外に行く時には、出来る限り訪問国の飛行機を利用することにしています。飛行機に乗った時から訪問国のムードを味わえるのも旅の醍醐味の一つだと思うからです。

残念ながら、今回はアリタリア航空の機体ではなく、某航空会社の機体になってしまいましたが、イタリアの飛行機が飛んでいないのですから致し方ありません。

帰り際に、営業マン氏曰く、『 お気をつけて、どうぞ

心配しても詮無いことですが、何をどの様に気をつければ良いのでしょうか?