7月11日付けの拙ブログで、スコータイ王朝時代の要塞都市だったスィーサッチャナーライの城壁内に点在する寺院遺跡を御紹介しました。
その後、スィーサッチャナーライの城壁外の南西地域にある寺院遺跡を見学したのですが、なんとなく掲載する機会を逃してしまい、今日まで放置する結果となってしまいました。後れ馳せながら、写真中心の編集ですが、野晒しの遺跡寺院群を御紹介したいと思います。

寺院遺跡のワット・ラーフー วัดราหู です。(上写真)
本堂(礼拝堂?)の屋根も外壁も落ちてしまい、熱帯地帯に見られる紅色土壌のラテライトで作られた柱と頂部が崩壊した仏塔だけが寂しげにポツンと残っていました。遺跡寺院の柱が比較的多く残っているのは、熱帯の高温多雨の作用で生成される鉄分とアルミニウムの酸化物の所為だと言うのですが・・・真意の程はよく分かりません。

緑に覆われた森の中の車道を走行していると、片側の急斜面の山肌にそそり建つ白色の漆喰で塗られた仏塔が忽然と現れました。かって落雷にでも見舞われたのでしょうか、此の仏塔の頂部も崩壊して姿を留めていません。古びて読み難い説明板を読むと、ワット・チェディー・ガオ・ヨート วัดเจดีย์เก้ายอด と記されていました。(上写真)

そんな不安な気持ちを抱きながらも、南西地域の数少ない遺跡のワット・ラーフーとワット・チェディー・ガオ・ヨートを迷いながら探し出し、どうやらこうやら城壁の内側に通じるラーム・ナロン要塞門 ป้อมและประตูรามณรงค์ に辿り着きました。(上写真)
スィー・サッチャナーライの城壁外の広大な南西地域を車で走り抜けたのですが、天気が良くなかったからでしょうか、一人の観光客とも行き会いませんでした。
ひっそりとした森の中を歩き廻るのがチョトばかり怖いような・・・老爺の僕でさも不安を感じるような侘しい巡回コースだったのですが・・・死後になって、緑の浮き草が漂うラーム・ナロン要塞門の御濠端で憩う4人連れの家族を発見。
緊張の糸が暫し緩んだひと時を過ごすことができました。(下写真)

僕 『 どんな魚が釣れるの? 』
子供 『 名前は分からないけど・・・釣っているの 』
父親 『 何処から来ましたか? 』
僕 『 クルンテープ(バンコク)です 』
父親 『 それは車のナンバーで分かりますが、何処の国からですか? 』
僕 『 バンコクに住んでいる日本人です 』
父親 『 貴方は、今日此の場所で初めて見た観光客ですよ 』
僕 『 城壁外の南西地域では誰とも行き会いませんでした 』
父親 『 時々だけど、悪い奴がウロウロするので注意して下さい 』
スコータイと要塞都市のスィサッチャナーライは、かなり有名な世界遺産ではありますが、城壁外に広大な地域を幾つも有しており、観光客が滅多に足を踏み入れない場所も少なくありません。
一人旅の日本女性は、実は意外と多いのですが、警察官や警備員の警邏が行き届かない場所への深入りは、厳に慎むべきかと思います。
その後、スィーサッチャナーライの城壁外の南西地域にある寺院遺跡を見学したのですが、なんとなく掲載する機会を逃してしまい、今日まで放置する結果となってしまいました。後れ馳せながら、写真中心の編集ですが、野晒しの遺跡寺院群を御紹介したいと思います。

寺院遺跡のワット・ラーフー วัดราหู です。(上写真)
本堂(礼拝堂?)の屋根も外壁も落ちてしまい、熱帯地帯に見られる紅色土壌のラテライトで作られた柱と頂部が崩壊した仏塔だけが寂しげにポツンと残っていました。遺跡寺院の柱が比較的多く残っているのは、熱帯の高温多雨の作用で生成される鉄分とアルミニウムの酸化物の所為だと言うのですが・・・真意の程はよく分かりません。

緑に覆われた森の中の車道を走行していると、片側の急斜面の山肌にそそり建つ白色の漆喰で塗られた仏塔が忽然と現れました。かって落雷にでも見舞われたのでしょうか、此の仏塔の頂部も崩壊して姿を留めていません。古びて読み難い説明板を読むと、ワット・チェディー・ガオ・ヨート วัดเจดีย์เก้ายอด と記されていました。(上写真)

そんな不安な気持ちを抱きながらも、南西地域の数少ない遺跡のワット・ラーフーとワット・チェディー・ガオ・ヨートを迷いながら探し出し、どうやらこうやら城壁の内側に通じるラーム・ナロン要塞門 ป้อมและประตูรามณรงค์ に辿り着きました。(上写真)
スィー・サッチャナーライの城壁外の広大な南西地域を車で走り抜けたのですが、天気が良くなかったからでしょうか、一人の観光客とも行き会いませんでした。
ひっそりとした森の中を歩き廻るのがチョトばかり怖いような・・・老爺の僕でさも不安を感じるような侘しい巡回コースだったのですが・・・死後になって、緑の浮き草が漂うラーム・ナロン要塞門の御濠端で憩う4人連れの家族を発見。
緊張の糸が暫し緩んだひと時を過ごすことができました。(下写真)

僕 『 どんな魚が釣れるの? 』
子供 『 名前は分からないけど・・・釣っているの 』
父親 『 何処から来ましたか? 』
僕 『 クルンテープ(バンコク)です 』
父親 『 それは車のナンバーで分かりますが、何処の国からですか? 』
僕 『 バンコクに住んでいる日本人です 』
父親 『 貴方は、今日此の場所で初めて見た観光客ですよ 』
僕 『 城壁外の南西地域では誰とも行き会いませんでした 』
父親 『 時々だけど、悪い奴がウロウロするので注意して下さい 』
スコータイと要塞都市のスィサッチャナーライは、かなり有名な世界遺産ではありますが、城壁外に広大な地域を幾つも有しており、観光客が滅多に足を踏み入れない場所も少なくありません。
一人旅の日本女性は、実は意外と多いのですが、警察官や警備員の警邏が行き届かない場所への深入りは、厳に慎むべきかと思います。