バンコク、ウイッタユ通りのコンラッド・ホテルで開催された現王朝のラーマ四世とラーマ五世の写真展を鑑賞しました。

註:ラーマ四世: ハリウッド映画の 『 王様と私 』 のモデルとなった王様
註:ラーマ五世: タイ国民から大王の尊称で呼ばれる王様 ( ラマ4世の長子 )
注:ラーマ9世: 現在の国王



西暦1860年代~1970年代のバンコクの王宮、宮殿、王族一家、ジャオ・プラヤー川の景観など40点の貴重な写真が展示されています。当時の宮廷写真家だったタイ人と英国人による撮影です。

併せて、現国王(ラーマ9世)の次女のシリントーン王女が、現国王の在位60周年記念式典で撮影されたスナップ写真展も開催されていました。

王女様が撮られたスナップ写真は、写真集としても出版されていて、タイ国民の間で大いに人気を集めていることは知っていましたが、改めて全紙大の写真で見ると中々の迫力でした。

今までの王室に関するマスコミ写真は、当然のことながら、全て国民の目から見えた王様を撮ったものばかりでした。シリントーン王女の写真アングルは、国王の直ぐ傍らから見えた国民の姿を撮ったものが圧倒的に多く、言い換えれば、国王の目から見た国民の表情のオンパレードでもあることから、今までにない新鮮味を国民に与えたのではないでしょうか。

写真展会場は、展示された王女の写真を、更にカメラで写し取るタイ人で大賑わいでした。