僕が最も勉強したい科目は 『 アユタヤー王朝と諸外国の関係 』 ですが、未だに担当助教授との事前面談が出来ていません。なんとか授業が始まる前に面談を実現し、受講登録票に署名を貰う必要があります。
 
講義が始まる30分前、遂に先生との面談が実現しました。タイ・シルクのツー・ ピースを着こなした50歳代後半の女性です。

先ずは自己紹介、そして講義を聴講したい理由を述べた後に 『 ぜひとも受講を許可して戴きたい 』 と丁重にお願いしました。

先生はにっこり笑って、
日本人が私の科目に興味を抱いてくれて嬉しく思います。喜んで署名しますよ
 
書類に署名を終えた先生曰く、
日本の天皇・皇后両陛下が、タイ国王の在位60周年記念式典で来タイされています
今日、アユタヤーを訪問されることになりました。とても喜ばしいことです

助教授との面談を終えて講義室に移動しました。同級生になるタイ人学生は25人、内21人は女性、男性は僕を含めて僅かに4人です。

助教授 『 日本から勉強に来た方がおられますので御紹介します

ひょっとしたら僕以外にも外国人が居るのではと期待したのですが・・・全員の珍しそうな視線を浴びたのは僕一人だけでした。

初日の今日は、今後の授業の進め方、中間試験と期末試験の注意事項、評価点のつけ方、レポート作成の注意事項、第一学期の教科日程・・・のオリエンテーションだけでした。

授業の修了後、男子学生1人と女子学生4人が僕の席を取り囲んで合掌(waai)、
先生から貴方の面倒をみてあげるように言われました
何か困った事があったら遠慮なく相談して下さい

親切な申し出に感謝感激です。