2005年5月16日(月)から始まったタイ文字上級でしたが・・・光陰矢のごとし、早いもので今日で最終日となりました。

上級課程は、タイ文字で書かれた長文の題材を読んで理解する授業でした。題材は毎日のように変わり、政治、文化、事件、法律、宗教、環境、自然、資源・・・などと多岐に渡り、その内容をタイ語で掴み取り、タイ語で要約する演習の日々でした。

タイ語の長文の題材は、当日になって渡されるので、ぶっつけ本番で読まなければならず、語彙力のある人と、そうでない人の差がありありと分かります。生徒の誰もが、次々と出て来る新語彙の暗記に悩まされる日々の連続だったような気がします。

覚える先から忘れてしまう 』(dai naa luum lang)という老い耄れ生徒の僕も例外ではありません。まさに記憶能力の衰えと戦う毎日でした。しかし、日替わりメニューの如く出される豊富な題材のタイ語を速読して、曲がりなりにも理解することが出来たのですから、これに優る喜びはありません。新鮮さに溢れた魅力的な授業内容だったと思います。

最後の最後に校長が言いました。
ところで、タイ国文部省のポーホック受験コースに入りませんか?

老齢の僕にとって、資格を取るための勉強には興味もないし、必要性もないことを説明して丁重にお断りしました。

校長 『 残念ですね、勉強を続けることがパワーになるのですがね

校長先生、お世話になりました。そして、タイ文字の勉強を勧めてくれた居酒屋の女将さん
(ラオス出身)にも感謝しなくてはなりませんね。