皆さんこんにちは!
今回は、『野球選手に起こる肩の痛み』シリーズ 総集編となります。
本ブログで紹介した 『野球選手に起こる肩の痛み』シリーズ は以下の通りとなります。
これまで紹介した『投球障害肩』は主要なもので、これら以外も存在します。
【まとめ】
『野球選手に起こる肩の痛み』は軽視されがちです。
「痛いけど投げれる」や「痛いというと試合に出してもらえない」「痛いのが当たり前」などはよく『野球選手』から聞くことがあります。
その結果、重症化するまで放っていた事で、本人が一番望まない投球中止せざるを得ない場合がよくあります。
痛みを感じ始めた初期の段階では、治療を行いながら投球継続する事が可能なことがほとんどです。
*詳しく現状の体を確認する事が前提です。
『早期発見』するために当院では、動作時痛や圧痛、関節可動域や体の使い方、癖を細かく確認します。
必要であれば超音波検査を用い患部を確認します。
超音波検査では、骨折を疑う像や、レントゲンだけでは発見しにくい、小児特有の骨端線(成長軟骨)損傷も確認できます。
体の状態の確認に加えて、一番重要なことは「再発防止」です。
投球障害は、原因組織(筋肉・関節・成長軟骨・関節包など)が安静(投球数の制限や治療・セルフケアによる緊張の緩和)により治ると痛みはなくなりますが、厄介な事に、痛む前と同じ使い方(不良な投球動作)をしているとまた同じ組織にストレスが生じ再発します。
これは、治っては再発しまた治っては再発する負の連鎖です。
簡単にまとめた図が下記です。
この負の連鎖を断ち切るためには、原因動作である投球動作が必要です。
このような流れで治療を行うことで、再発予防に努めます。
では実際に投球指導とはどのような事をするのか紹介します。
この患者様は①で紹介した『リトルリーガーズショルダー』を受傷した小学生の例です。
<受傷時フォーム>
これらの動作を分析し、改善するためのメニューを組みました。
上の図の通り、物や壁などを使うことによって「股関節を曲げて!」のような指導でなく勝手に体現できるように指導します。
投球指導の結果は下図のとおりです。
<受傷時投球フォームと投球指導後投球フォームの比較>
原因動作を分析し投球フォームを改善することで再発なく野球を続けています。
上記は一部ですが、野球選手の肩の痛みに対してはこのように再発予防を行なっています。
肩の痛みを軽視せず、一度受診する事をお勧めします。
以上で、『野球選手に起こる肩の痛み』シリーズ 総集編<負の連鎖を断ち切るための投球指導の取り組み>でした。










