お元氣様です。
盛和塾〈大和〉の開塾記念関西地区塾長例会に出席しました。
開塾のセレモニーのあとは、塾長講話。
テーマは『なぜ経営に哲学が必要か』
その中で、、、
経営者の哲学と業績はパラレルの関係である。
哲学とは、考え方や人生観といってもよい。
経営者の考え方で業績が決まってしまう。
伸ばしたいと思っていながらこれぐらいでいいと思っている⇒会社が伸びない要因
経営者の判断基準は「人間として何が正しいか」
経営者に必要なフィロソフィ
①誰にも負けない努力をする
一生懸命に働くこと。
②土俵の真ん中で経営をする
慎重で堅実な経営をすること。
③大胆さと細心さをあわせもつ
稲盛塾長はこのことで、ずっと悩んでこられ、フィッツジェラルドの言葉で納得されたそうです。
「第一級の知性とは、両極端の考え方を同時にあわせもち、かつ、それらを正常に機能させることのできる人間である」
「第一級の知性とは、両極端の考え方を同時にあわせもち、かつ、それらを正常に機能させることのできる人間である」
④新しいことに挑戦する
常に創造的な仕事をする。
現状に甘んじるのは退歩を意味する。
変革を恐れず理想を目指し、チャレンジしていくこと。
⑤人間の無限の可能性を信じる
今できるできないではなく、未来の目標に一点を定め努力していくこと
⑥楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
⑦謙虚にして驕らず
経営者は業績が良くなってくると、知らず知らずのうちに謙虚さがなくなり、傲慢さが出てくる。
これぐらいでいいだろうという気持ちが出てくる。
JALの再建の時に社員に慢心を戒めた。
企業の繁栄を持続させるためには、経営者自身が心を高める努力を怠らないことが大切である。
フィロソフィを体得できるかどうかではなく、体得しようとする姿勢が大切なのである。
従業員の心をつかみ、燃える集団に変えるには、経営者自身に人を惹きつける魅力と人格がないといけない。
経営者の心に染み入る素晴しい講話でした。
経営者の考え方が業績を決めるなんて多くの人は信じられないかもしれません。
でもどう考えてもそこに落ち着くというのが私の実感です。