生活インフラの危機 | 【大阪市 平野区】山岡建設社長の幸福共創物語~みずから明るい未来へ~

【大阪市 平野区】山岡建設社長の幸福共創物語~みずから明るい未来へ~

創業大正15年、会社設立昭和30年。大阪市平野区で水道工事業をメインに土木、リフォームと事業を広げています。代表の山岡建設社長が、ジャズやロックなどの音楽の話や下手なゴルフの話とほんのすこし仕事話を通じて日々歩み続ける物語です。

お元氣様です。

先日、新聞に道路に埋設されている水道管の水漏れ(無効率)の事が記事になっていました。

それによりますと、、、、

水道管の水漏れなどで水道水がむだになる割合(無効率)が20%超と極めて高い水道事業体(自治体や企業など)が、全事業体の16%にあたる236に上り、老朽化した水道管の更新が追いついていないそうです。

ちなみに、
私の住んでいる大阪市の水道管の無効率は、、、
戦後すぐは50%、
昭和40年は20%、
現在は6%ぐらいです。


いかに漏水率が高いかということがわかります。

“すぐに水道管を入れ替えればよいではないか”という意見も出てきそうです。

実際に入れ替えるとなると、工事の設計、入札、施工、管理、竣工検査等々、多くの人が関わり多くの費用が費やされることになります。

現在、地方を中心に人口減によって料金収入が減っていること、行政の財政が厳しい所が多く、予算不足で更新費用を捻出できずにいる現状があります。

日本水道協会の統計によりますと、水道管の無効率の全国平均は7.1%です。

このまま対応に手をこまねいていると、全国各地の道路で水道管の水漏れで噴水状態になり、道路の陥没事故を招き、我々の生活に大きな影響をきたすことになることが予想できます。

現在、全国各地で埋設されている水道管(GX管と呼ばれる)の耐用年数は100年とされています。

従来の水道管の耐用年数40年といわれていました。

1960年代から70年代にかけての高度成長期に埋設された水道管が一斉に更新時期を迎え、今日の状況を招いています。

水道事業は、水道法により各自治体(市町村)が運営しています。

水道事業の民営化及び事業地域の統合により効率的な運営が求められている時期がもうすぐそこまできているのではないでしょか。

いずれにしても、水道料金の値上げは早かれ遅かれ避けられない問題になってくると思います。